ブルゴーニュ地方の辛口白ワインなら「シャブリ」!コスパ最高のオススメシャブリ6選

夏にピッタリの白ワインといえば「シャブリ」!コスパ最高のオススメシャブリ6選

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あなたは、「シャブリ」という言葉を聞いたことがありますか?

シャブリ・・・?
赤ちゃんが口にくわえるおしゃぶりのこと?

いえいえ!「シャブリ」とは、フランスのシャブリ村だけで生産される、上質な辛口の白ワインのことなんです。
スッキリとしたフレッシュな味わいで、とっても美味しいんですよ!

今、「シャブリは和食に合う!」ということで、日本での人気が高まっています。
暑い夏の日に、冷蔵庫でキリっと冷やして飲むシャブリ、くぅ~っ、最高です!

というわけで、こんにちは。
ワイン界の華麗なる貴公子の異名をもつ、「美味しいワイン」編集部の中山です。

先ほどお話ししたとおり、シャブリはシャブリ村だけで作られるワイン。
以前、シャンパンの記事で説明したように、生産地の名前が付けられたワインは厳しい品質基準をクリアしたワインです。

さらには、シャブリには1億5千年の歴史があるともいわれています・・・!
1億5千年の歴史とは一体・・・!?

というわけで、今回はそんなシャブリの魅力に迫ります!
記事内では、オススメのシャブリをいくつか紹介しますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。

あ、記事を読むよりも先にオススメのシャブリが知りたい!という方には、オススメのシャブリワインを3つだけ先に紹介しておきますね。

この記事で紹介した編集部厳選のシャブリ3選

ルイ・ジャド シャブリ・セリエ・ド・ラ・サブリエール
最上級の畑をもつワイナリーが作った、上品で繊細な1本!「シャブリ セリエ・ド・ラ・サブリエール 2015 ルイ・ジャド」
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編集部評価: 4.0

柑橘系フルーツや白い花、はちみつの香りに、まろやかな飲み口で、酸味も控えめです。

ウィリアム フェーブル シャブリ
たっぷりの果実味とまろやかな酸味が絶妙!辛口すぎるワインが苦手な人にもオススメの「シャブリ ウィリアム フェーブル 」
価格:¥2,394(2018年9月11日 17:00時点のAmazonの価格)

編集部評価: 3.5

柑橘系の華やかな香りで、ひとくち飲むと口の中にたっぷりとした果実感が広がります。

2015 シャブリ ヴィエイユ ヴィーニュ
甘い香りの中にしっかりした酸味!シャブリの魅力がつまった「シャブリ ダンプ・フレール」
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編集部評価: 4.0

やわらかい口当たりですが、しっかりとした酸味も感じられます。

シャブリはなぜあんなに美味しいの!?ぜひ知っておきたいシャブリの基礎知識

冒頭でお伝えしたように、シャブリはブルゴーニュ地方にあるシャブリ村で生産されています。
ブルゴーニュといえば、ボルドーと並ぶフランスの二大ワイン産地。
そのブルゴーニュの北の果てに、シャブリ村はあります。

シャブリ村の地図

そして、ブルゴーニュのワインは基本的に1種類のブドウから作られます。
白ワインに使われるのは、「シャルドネ」というブルゴーニュ原産の白ブドウ。
つまり、シャブリも「シャルドネ」というブドウ品種からつくられています。

  • シャルドネ

    世界中で栽培されている、とてもメジャーな白ブドウの品種です。
    栽培する土地によって味わいが大きく変わるという特徴があります。
    シャブリ地区のシャルドネは、ワインのワインのすっきり感を際立たせる心地よい酸味が特に豊富です。

シャルドネ

ただ、シャブリの場合、同じ「シャルドネ」というブドウ品種でつくられたほかのワインとはひと味違うんです。
というのも、シャブリ地区でつくられている「シャルドネ」自体が、ほかのエリアでつくられるのとはハッキリと異なるフレ-バーが出るからです!

1.シャブリの美味しさの秘密は、1億5千万年前にさかのぼる

シャブリの魅力であるスッキリ感とさわやかな味わいは、その土地に秘密があります。
ブルゴーニュ地方の北に位置するシャブリ地区は、シャルドネの栽培に適した土地なんです。

実は、現在シャブリ村がある土地は、1億5千万年前は海の底でした。
その地層が隆起し、現在は牡蠣などの貝殻の化石が大量に混ざった、珍しい石灰質の土壌になっています。

その土壌で育った「シャルドネ」から生産されたワインは、ミネラルの風味が強く出るというわけです。
また、緯度が高く冷涼なため、酸が強く、スッキリとした味わいに仕上がります。

海底の写真

中山(白)

1億5千年前というと、恐竜が地球上を支配していた時代。
シャブリの美味しさの秘密は、そんなはるか昔にさかのぼるんですね・・・!

白ワイン公爵

シャブリが作られている畑からは今でもアンモナイトの化石が見つかることがある。
ワインのラベルにアンモナイトをデザインしているシャブリもあるのさ。

2.シャブリワインが生まれた歴史

中世ヨーロッパでは、多くの教会や修道院がワインを作っていました。
ワインはキリストの血として大変貴重なものとして扱われていたんです。

シャブリワインのはじまりは、900年前にさかのぼります。
日本でいうと平安時代の頃。

シャブリ村のポンティ二ー修道院(今でもあります)がシャルドネの栽培しワインを作りはじめたことが、シャブリのはじまりです。

ポンティ二ー修道院

シャブリ村はその土壌と気候からシャルドネの栽培に適していたため、大変高い品質のワインが作られていました。
そしてシャブリ村はパリとの距離が近かったこともあり、その評判はパリから世界へと広まっていきました。

しかし、シャブリの人気が高まるにつれて、シャブリ村以外で作られたワインでも「シャブリ」と名乗り、世界中でいわゆるニセシャブリが出回るようになってしまったんです。

ちょうどその頃フランス政府は、フランス産ワインの品質を守り、保証するため、1930年代にワイン法を設立しました。
ブドウの栽培方法やワインの作り方に厳しい基準をつくるとともに、シャンパンをはじめその土地で作られたもの以外のワインがその土地のブランドを名乗ることを「違法」としたのです。

そのワイン法によってシャブリ地区で作られたものだけが、「シャブリ」と名乗れるようになりました。
またシャブリはその品質の高さからワイン法の格付けのなかでも最上級の「AOC(原産地統制呼称)」に認定されています。

実際に、シャブリのエチケットを見ると、このAOCを示す「Appellation Chablis Controlee」という文字が入っていますよ。

ラベル

中山(白)

シャブリは最上級ワインなんですね。
・・・やっぱりお高いんじゃないですか?

白ワイン公爵

そんなことはないさ。
最上級ワインであるシャブリでも、リーズナブルなものもある。

中山(白)

そうなんですね!
リーズナブルなシャブリは、どう見分けたらいいんですか?

白ワイン公爵

シャブリ村があるブルゴーニュ地方のワインは、ワイン法以外に「畑による格付け」があるんだ。
実はシャブリは細かく4つの格付けに分類されている。
それさえ知っておけば、「高級なシャブリ」と「手軽なシャブリ」を見分けることができるのさ。

3.シャブリは4つにランク分けされる

先ほどお話しした通り、シャブリは、フランスワインの最上級である「AOC」という格付けですが、さらに4つのランクに分類することができるんです。

シャブリのランク

  • シャブリ グラン・クリュ(Chablis Grand Cru)

    シャブリ地区の中でも、一番日当たりのいい特級畑のぶどうで作られている最高級シャブリ。
    生産量はシャブリ全体の2%と、とても少ないです。
    10年以上の熟成期間を経ることで酸味がまろやかになり、非常に上品で深みのある味わいとなります。

  • シャブリ プルミエ・クリュ(Chablis Premier Cru)

    特級畑の次に条件がいい1級畑のぶどうで作られるシャブリ。
    生産量はシャブリ全体の14%です。
    2~3年熟成するとスッキリした飲み口になり、5年以上熟成させると、果実味が豊かでコクのある味わいになります。

  • シャブリ(Chablis)

    生産量がシャブリ全体の中で65%ともっとも多く、日本に一番輸入されているのがこのタイプ。
    購入してすぐ飲むのに適したフレッシュなワインです。
    スッキリとした辛口で、料理にも合わせやすく、手頃な価格で入手できます。

  • プティ シャブリ(Petit Chablis)

    シャブリ地区の中でも、牡蠣の化石が埋まっていない畑のぶどうから作られているワイン。
    シャブリと同様、開けてすぐ飲むのに適した、リーズナブルな辛口ワインです。
    生産量がシャブリ全体の19%と少なく、日本にはあまり輸入されていません。

(参考:CHABLISのアペラシオン-ブルゴーニュワイン委員会

上級ワインの「グラン・クリュ」」や「プルミエ・クリュ」は、冷蔵庫で冷やすよりも少し温度が高い10℃~12℃ぐらいで飲むと、長期熟成で生まれた華やかな香りとまろやかな酸味が楽しめます。

手ごろな価格の「シャブリ」や「プティ シャブリ」は、冷蔵庫でしっかり冷やして飲むと、酸味がキリっと引き締まっておいしいですよ。

では次に、シャブリワインに合わせたい、相性バッチリの料理を紹介します!

牡蠣だけじゃない!シャブリと最高にマッチするオススメ料理

「シャブリは生牡蠣に合う」とよく言われます。

その理由は、昔のシャブリは酸味が非常に強いワインだったため、生の魚介類に合わせると生臭さを消してくれたからです。

しかし今は技術の進歩で、昔より酸味を抑えたまろやかな味わいのシャブリが増えているんです。
そのため、現在のシャブリは生の牡蠣や刺身よりも、さっと火を通した魚介類やあっさりした味つけの肉料理に合います。

とくに「素材の旨みを生かしたシンプルな料理」との相性はバツグンなんです!
シャブリは、洋食だけでなく和食にも合うので、いくつか紹介しますね。

シャブリに合う洋食 牡蠣やホタテのキノコバター炒め
白身魚のムニエル
スモークサーモン
野菜のグリル
グラタン
シャブリに合う和食 アサリの酒蒸し
焼き魚
うなぎの白焼き
焼き鳥の塩
魚介の天ぷら

シャブリに合う料理

白ワイン公爵

洋食なら、魚介類にさっと火を通し、バターやハーブで簡単に味つけたような料理がいい。
チーズとの相性もいいので、グラタンとも最高に合うのさ。

和食なら、アサリの酒蒸しのようにレモンやスダチをかけて食べる酸味と相性がいい料理がオススメさ。

また、以下の記事では、ワインに合うレシピを紹介しています。
シーフードミックスで簡単に作れる「ささっとアヒージョ」や「梅干しとクリームチーズのクラッカー乗せ」は、シャブリと最高のマリアージュが楽しめますよ!

コスパ最高のオススメシャブリ6選

ここからは、1,000円~3,000円台のコスパ最強シャブリ6本を紹介します!
格付けは、すべて「シャブリ」なので、冷蔵庫でよく冷やしてスッキリ飲むのがオススメです。

1、たっぷりの果実味とまろやかな酸味が絶妙!辛口すぎるワインが苦手な人にもオススメの「シャブリ ウィリアム フェーブル 」

ウィリアム フェーブル シャブリ

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柑橘系の華やかな香りで、ひとくち飲むと口の中にたっぷりとした果実感が広がります。
まさにシャブリのお手本ともいえる、クリーンでフレッシュさあふれるシャブリです。
写真でにぎり寿司を合わせているように、ほんのり甘い寿司飯とのマリアージュは最高です。
後味がとてもスッキリしているので、天ぷらやから揚げとも相性がいいんです。
とくに女性にオススメの一本。

中山(白)

ほのかな甘味と酸味とのバランスが絶妙で、白ワイン初心者にもオススメ。
ほのかな甘みがあるので、辛口白ワインは少し苦手...という人にもぜひ飲んでみてほしいです!

2、甘い香りの中にしっかりした酸味!シャブリの魅力がつまった「シャブリ ダンプ・フレール」

2015 シャブリ ヴィエイユ ヴィーニュ

シャブリ ダンプ・フレール

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柑橘系や甘いフルーツの香りが特徴のシャブリ。
やわらかい口当たりですが、しっかりとした酸味も感じられます。
シャブリの特徴であるスッキリした酸味をよく感じられる1本です。

中山(白)

酸味がしっかりしているタイプなので、レモンを絞っていただくサーモンのグリルや、貝の酒蒸しなどと相性がいいです!

3、超スッキリな辛口が夏にオススメ!和食にもピッタリの「シャブリ ラ・ピエレレ」

シャブリ ラ・ピエレレ ラ・シャブリジェンヌ

シャブリ ラ・ピエレレ

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しっかりした酸味が特徴の伝統的なシャブリが楽しめる一本。
キンと冷やすとこれだけ飲んでも最高です。
洋ナシのようなフルーティーな香り。
スッキリとドライな飲み口で、シメサバなどのお刺身やカルパッチョとも合わせやすいです。

中山(白)

シャブリのなかでも、かなり辛口のタイプ。
酸味が強いタイプなので、少し甘めのチーズと合わせるのもオススメです!

4、最上級の畑をもつワイナリーが作った、上品で繊細な1本!「シャブリ セリエ・ド・ラ・サブリエール 2015 ルイ・ジャド」

ルイ・ジャド シャブリ・セリエ・ド・ラ・サブリエール

シャブリ セリエ・ド・ラ・サブリエール 2015 ルイ・ジャド

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大きなワイナリーのシャブリです。
有名なワインマンガ「神の雫」でも紹介されました!
柑橘系フルーツや白い花、はちみつの香りに、まろやかな飲み口で、酸味も控えめです。
刺激よりもシャブリの繊細さを味わえる上品な1本です。

中山(白)

上の写真のようにこのワインとチーズを合わせて食べると、チーズの味になんともいえず深みがでてまるで高級チーズのように感じられます!
コンビニやスーパーにあるようなものでもとても上品な味わいに!
これぞマリアージュ・・・!

5、華のような香りとキレのあるドライな飲み口!キンキンに冷やして飲みたい「シャブリ ラブレ・ロワ」

ラブレ・ロワ シャブリ

シャブリ ラブレ・ロワ

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1832年に創立された、歴史の古いワイナリーで作られています。
花のような優雅な香りと、しっかりした酸味とキレのあるドライな味わいで、シャブリの奥深さを楽しむことができます。
上の写真で天ぷらを合わせていますが、このワインの酸味が口の中の油っけをすっきりとさせ、エビなど魚介の旨さを際立たせてくれます。
お刺身や魚のグリルなどどのような魚介料理とも相性が抜群です。

中山(白)

飲む数時間までには冷蔵庫でキンと冷やして飲むのがオススメです!
香りは華やかなのに味はキレのある辛口!このギャップがたまりません。

6、フレッシュさとフルーティーさを兼ね備えた、すっきりとした味わいの1本!「シャブリ ルイ・スフロ」

シャブリ ルイ・スフロ

シャブリ ルイ・スフロ

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  • 編集部評価:3.5

透明感のある美しい薄い黄色をしています。
花束や柑橘系果実の香りが特徴。
味わいは、すっきりと柔らかな中にしっかりと余韻が残る酸味がとても心地よく、夏にぴったりです。
りんごを思わせるフレッシュさとフルーティーさのバランスがなんとも絶妙。
ワインだけで飲んでも十分美味しいですが、魚料理や鶏肉の料理によく合います。


いかがでしたか?

シャブリは歴史や伝統がある最上級のワインですが、今回ご紹介したように、気軽に飲めるタイプもあります。

私は週末に、シャブリと焼き魚のマリアージュを楽しんでみようと思います。
暑い夏には、キリッと冷やしたシャブリがピッタリ!

あなたもぜひ試してみてくださいね。

この記事を監修してくれたワイン博士

石井賢
石井 賢(いしい さとし)

(一社)日本ソムリエ協会認定 ソムリエ
所属するレストラン:東京 丸の内 フレンチレストラン サンス・エ・サヴール

バーテンダーとして、飲食業を始める。
ワインの奥深さに魅了され、ソムリエに転身。
西麻布にてオーナーソムリエとしてワインバーを開業。
現在、ワインの世界を極めるため丸の内のレストランでソムリエを務める。

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