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オーガニックワインとは、有機栽培のブドウから造られたワイン。
ブドウの栽培だけでなく醸造もオーガニックワインの法的な規制に則っており、添加物などが普通のワインよりも厳しく制限されています。
今回は、そんなオーガニックワインにまつわる次のような疑問に答えていきます!
- 自然派ワインやビオワインとオーガニックワインって何が違うの?
- オーガニックワインは頭痛にならないって本当??
- 独特のクセがあって飲みにくいって聞いたけど・・・。
- 意識高い系の人が飲むものじゃないの?
- 割高なんじゃない?
すべての疑問がクリアになったら、きっとオーガニックワインが飲みたくなる!
そこで記事の後半では、美味しいワイン編集部イチオシのオーガニックワインも紹介します。
それではまいりましょう。
「オーガニックワイン」はオーガニックの法的な基準をクリアしたワイン
「オーガニックワイン」は、ブドウの栽培から醸造まで、ワイン造りの全ての過程でオーガニックが求められるワイン!
さらに「オーガニック」であることには法的な規制があり、しっかり第三者に認証される仕組みがあります。
具体的に説明していきますね。
オーガニックワインは有機栽培のブドウから造る
オーガニックワインは有機栽培のブドウから造られます。
有機栽培とは、化学的な農薬・肥料・除草剤を使わず、動物のフン、草を発酵させたものなど自然な肥料を使います。
農薬を使わないと「畑が雑草だらけになっていいブドウができなくなったり、ブドウの樹が病気や害虫の被害にあったりするのでは?」と心配になりますが、そんなことはありません!
雑草のなかには、ブドウを病気や害虫から守ってくれるハーブなど、農薬と同じような効果があるものも存在します。
それに畑のお世話をより丁寧にすることで、農薬などに頼らなくてもいいんです。
ちなみに、有機栽培のなかには「ビオロジック農法」や「ビオディナミ農法」など、いろいろな農法があります。
農法について詳しいことは、のちほど説明しますね。
オーガニックワインの加工・醸造過程では添加物がとても少ない
オーガニックワインにするための加工・醸造過程では、例えばEUでは酸化防止剤の上限量が低かったり、使える添加物に規制があったりします。
(国や認証機関によって規制は異なります)
オーガニックワインでも、添加物は少量ながら含まれています。
なぜなら添加物のひとつである酸化防止剤には殺菌効果があるので、まったく使わないと加工過程でブドウにカビが生えたりワインに雑菌が繁殖したりしてしまうからです。
そうなってしまって安全に飲むことすらできなくなるので、本末転倒ですよね。
ただ、使用する添加物などは、できるだけ自然のものを使い、量はできるだけ少なく、というのが原則です。
でも私たち消費者は、一体どうやってオーガニックワインということを見分ければいいのでしょうか?
そこで続いてお話しするのが、第三者機関による「オーガニックワインである」という保証についてです。
オーガニックは認証機関によって保証される
誰かが「これはオーガニックワインである」と保証するためにはガイドラインが必要です。
ところが、最近までEUをはじめ世界では、各国政府が法的に定めるオーガニックワインのガイドラインはありませんでした。
(民間の団体が独自にオーガニックのガイドラインを決めて認証していました)
なぜなら、ワインの場合、原料のブドウだけでなく、醸造過程でも「何をオーガニックワインとするか」という基準を決めること自体が、複雑で難しいことだったからです。
そのため、昔は消費者に誤解させないように、「オーガニック」や「ビオ」などの言葉を商品名にすることが禁止されていました。
しかし、2012年、EUでオーガニックワインのガイドラインが整備され、そのガイドラインに沿って認証されたワインに限って「オーガニック」「ビオ」などと冠することができるようになりました。
その法律で、「遺伝子組み換えはダメ」「この添加物は何ミリリットルまでOK」「この農薬は使用禁止」など、さまざまな規定が詳細に決められたのです。
参考:欧州委員会「New EU rules for 'Organic Wine'agreed」
それ以降、世界でオーガニックワインの認知が高まり、EUに続いて各国の基準も整備され、現在もオーガニックワイン市場がどんどん広がっているんですよ。
ちなみに、日本の有機JASマークと同じように、海外にもオーガニックの認証を受けたことを示すマークがあります。
これが、海外のオーガニックの認証マークの一例です。
海外では、オーガニックと認証を受けたワインのラベルに認証マークを表示できたり、ワイン名やラベルに「オーガニック」「ビオ」と記載することができます。
いっぽう認証を受けていないものは、オーガニックなどの言葉を使うことは法的に禁止されています。
日本も同じです。
つまり、これらのマークがオーガニックワインである証拠です。
認証機関は多くあるのですが、ここでは有名な認証機関を3つあげておきます。
どれも有名なので、もしかすると、あなたはこれらのマークのついたワインをすでに飲んだことがあるかもしれませんね。
- ユーロリーフ(Euro leaf)
EUでもっとも有名な有機認証機関。2010年から使用され始めました。 - エコサート(ECOCERT)
世界最大の有機栽培認証機関で、世界80カ国以上が参加しています。拠点はフランスです。
- AB認証(Agriculture Biologique)
EUで有名な有機認証機関。フランス政府の有機栽培基準に沿います。
ちなみに農林水産省では有機農業のことを、以下のように定義しています。
化学的に合成された肥料及び農薬を使用しないこと並びに遺伝子組換え技術を利用しないことを基本として、農業生産に由来する環境への負荷をできる限り低減した農業生産の方法を用いて行われる農業をいう。
オーガニックには自然環境を保護することや、人だけでなくすべての生物に安全で優しい農業を行うなど、たくさんの目的があるのだ。
認証マークが無いオーガニックなワイン
特にEUでは、認証マークがなくても、実質的なオーガニックワインである場合があります。
EUをはじめ世界には、家族経営など小規模なワイン生産者が星の数ほどいます。
そのような生産者の中には、こだわりと信念をもって、伝統的でオーガニックな造り方をしているところもたくさんあります。
しかし、オーガニック認証を受けることはとてもコストがかかり、生産者によっては認証なんてあまり必要ないという考えをもっていたり、基本はオーガニックだけどブドウの出来が悪い年だけ仕方なく少量の農薬を使ったり・・・。
そういう理由から、すべてのオーガニックワイン生産者がこの認証を受けているわけではないんです。
たとえオーガニックな造り方をしていても、認証を受けていないところはたくさんある、ということを知っているだけでも、ワイン選びの幅が広がるでしょう。
ただ、認証を受けていないオーガニックワインを知るには、ソムリエや輸入業者など、専門家に聞くしかないのが現状です・・・。
ソムリエや輸入業者など、ワイン業に従事している人の場合、実際に生産者のもとを訪れて見学したり話をすることがあるので、オーガニックな造り方をしているかどうかわかるんです。
オーガニックワインに興味を持ったら、ぜひ、ワインショップやレストランのソムリエに聞いてくださいね。
自然派ワイン、ナチュールワイン、ビオワインとオーガニックワインの違い
「ビオワイン」と「オーガニックワイン」は世界ではほぼ同じ意味ですが、日本では厳密には違います。
「有機」を表す言葉の定義が、日本とワインの輸入元の国と違うことで、ややこしくなっているので注意しましょう。
詳しく説明しますね。
- 「オーガニック」「有機」
「有機の」という意味で、JAS規格という農林水産省が認める認証機関で認証されたものだけが使える - 「ビオ」「自然派」「ナチュール」など
JAS規格で制限されていないので、誰でも使うことができる
つまりオーガニックワイン・有機ワインは厳しいJAS規格に則って、オーガニックであることが第三者機関に認められたワイン。
それ以外の自然派ワイン、ビオワイン、ナチュールワインなどの名称は、日本では誰でも自由に商品名につけることができるので、オーガニックである保証はありません。
EUやアメリカなどでは、「オーガニック」や「ビオ(bio)」「ビオロジック(biologique)」といった言葉は、すべて「有機の」という意味で、法的に定義されています。
つまり、EUやアメリカなどで造られたワインで、ラベルにこれらの言葉があれば、オーガニックの認証を受けたワインとなります。
EUでは、オーガニックワインを「ヴァン ナチュール(Vin Naturel)」「ナチュラルワイン(Natural Wine)」ということもありますが、法的な規制がなく、正確な定義はないようです。
そして、この「ヴァン ナチュール」という呼び方を日本語にしたのが「自然派ワイン」という言葉。
「自然派ワイン」は日本では減農薬のブドウを使ったワインのようなイメージがありますが、厳密には正確な定義や法的な規制はなく、あいまいな言い方です。
言葉の定義が違うものを日本に輸入して、「オーガニックワイン」や「有機ワイン」など法的に規制されている言葉と混同されているのが現状です。
この記事では、わかりやすく説明するため、「オーガニックワイン」で統一しています。
オーガニックワインの気になるQ&Aコーナー
さて、ここからは、ちまたに溢れるオーガニックワインに関する噂をどんどん解明していきます。
オーガニックワインでも美味しいものは美味しい
オーガニックワインの味わいはさまざまで、美味しいと思うかどうかはあなたの好みによります。
他のワインと同じです。
オーガニックワインは、化学的な農薬・肥料を使わないため、その年の天候がブドウの出来に強く影響します。
また、添加物も少ないため、生産者さんの力量が直接ワインの味に反映されます。
それが、自然由来であるワイン本来の姿とも言えますね。
また、酸化防止剤が少ないことで、輸送環境もワインの香りや味に大きく影響します。
たとえば、海外から日本への輸送中にワインの温度が上がると、味や香りによくない影響を及ぼします。
つまりオーガニックワインは、良くも悪くも、ブドウが栽培された土地や気候、生産者のこだわりや技術が色濃く反映されています。
なので美味しいか美味しくないかは、普通のワインと変わらず、あなた自身が飲んでみないとわからないものなのです。
オーガニックワインならいくら飲んでも頭が痛くならないというのは嘘
「普通のワインを飲んだら頭が痛くなって、オーガニックワインを飲んでも頭が痛くならない」と聞いたことがある人もいるかもしれませんが、それは個人の経験に過ぎません。
というのも頭痛の原因がアルコールによるものか、酸化防止剤など添加物の影響か、その時の体調が悪かっただけなのか、誰にもわかりません。
EUやアメリカのオーガニックワインでは、「亜硫酸塩」という添加物の量の上限が、普通のワインに比べて少ないので、それがいつのまにかオーガニックワインなら頭痛にならない、なんて噂が立ってしまったのかもしれません。
オーガニックワインでも普通のワインでも、自分の許容量以上に飲み過ぎないようにしましょう。
ちなみに添加物の「亜硫酸塩」はほぼすべてのワインに「酸化防止剤」として使われています。
亜硫酸塩は、ワイン造りが始まった古代ローマ時代から使われていたと言われるほど昔からあるもので、いわば安全に食品を保存する人間の知恵です。
オーガニックワインでもお手頃価格で美味しいワインが増えている
オーガニックワインは割高では?と心配する人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
他のワインと同様で、オーガニックワインも1,000円以下や1,000円台のものも多くあります。
オーガニックワインのブドウの生産コストはどうしても高くなりがちです。
なぜならオーガニックな肥料自体が高く、草をすいて自然の肥料にするなど、手間もかかるからです。
しかし昨今は醸造技術が向上しているのと、オーガニックは世界的な潮流でもあるので、普通のワインより割高という傾向はなくなりつつあります。
次の章でも手頃な価格のオーガニックワインを多く紹介していますので、ぜひチェックしてください。
「ビオ臭」は俗語で、ビオ臭がないオーガニックワインも多い
オーガニックワインは、「ビオ臭」という独特の香りがあると聞いた人もいるかもしれません。
「ビオ臭」は明確な定義がない俗語で、「還元臭」や雑菌に汚染されたワインの匂いを表していることが多いです。
しかし最近では、還元臭を感じないオーガニックワインが多いのです。
昔は、還元臭がオーガニックワインの特徴のひとつだったため、オーガニックを表す「ビオ」と「臭い匂い」をくっつけた言葉で「ビオ臭」と言われるようになりましたが、実は正しい用語ではないんですよ。
「還元臭」は一般的には「陰干ししたぞうきんのような」「硫黄のような」「腐った卵のような」香りを表し、苦手だと感じる人も多いのですが、飲んでも健康上に問題はありません。
また最近では、醸造技術の向上によって、還元臭をまったく感じないオーガニックワインも多いです。
もし「還元臭を強く感じて飲みにくいな」と思った場合は、抜栓してから3日~1週間くらい置いてから飲むと香りと味が全く変わって、美味しく飲める場合があるので、試してみましょう。
オーガニックの有名な農法、ビオディナミ農法、ビオロジック農法って?
オーガニックに興味がある方は「ビオディナミ農法」などのオーガニック栽培について聞いたことがあるかもしれません。
またオーガニックワインの紹介文で、オーガニック認証がなくても「ビオディナミ農法」などと記載されている場合もあります。
そこで、オーガニックワインのブドウの栽培の農法について簡単に紹介しますね。
ちなみに、EUでは2012年にオーガニックワインについて法的な細かい規定が整備されたとお話ししました。
そのとき、ブドウの栽培で化学的な農薬や除草剤、肥料の使用を禁止するだけでなく、使用してよい農薬や、添加物、その許容量なども決められました。
また農薬や肥料、添加物の量は普通のワインよりもはるかに少ないですが、殺菌用や酸化防止剤として、最低限の亜硫酸塩の使用も認められています。
そのため、オーガニックの認証を受けていても、完全な無農薬、無添加というわけではないんですよ。
オーガニック栽培の農法「ビオロジック農法」
オーガニックワインを造るときのブドウの有機栽培のことをフランス語で「ビオロジック農法」と呼びます。
「ビオロジック」は「有機の」という意味です。
この農法では、肥料は動物のフンなどがOKで、化学的な除草剤や遺伝子組み換えなどは禁止されています。
ただし、許可されている農薬もあります。
たとえば、伝統的に病気予防として使われてきた、硫酸銅と石灰を混ぜた「ボルドー液」という農薬を使うのはOKなんです。
星や天体の動きも重視する「ビオディナミ農法」
ビオディナミ農法とはビオロジック農法のひとつです。
20世紀にルドルフ・シュタイナーという学者が提唱した理論に基づき、土をはじめ自然が本来持つ能力を活かし、天体や宇宙の力も植物や土に呼び込むことが重視されています。
ビオディナミ農法でも、化学的に分解されたものは使用しないという基本的なスタンスは、ビオロジック農法と同じです。
それに加え、牛のフンや水晶、タンポポなど自然の材料を独自に調合して畑に撒いたり、月・星座の動きによってブドウの種まきや収穫の日取りを決めたり、細かい決まりごとがあります。
この農法による効果を科学的に証明するのは難しいそうですが、有名なシャンパンの生産者であるルイ・ロデレールや、超高級ワインのロマネ・コンティでも採用されています。
オススメのオーガニックワイン11選
最後にオススメのオーガニックワインを11本紹介します!
その前に、ひとつオーガニックワインならではの特徴をお伝えします。
オーガニックワインは、まったく同じ年に作られたまったく同じワインでも、瓶によって香りや味わいが違う場合があります。
先ほどお伝えしたように、酸化防止剤などが普通のワインより少ないことで、保存・輸送状況の影響を大きく受ける場合があるからです。
オーガニックワインは普通のワインよりも繊細なので、ボトルによる違いも楽しめるといいですね♪
オーガニックワインだけでなく、もっといろんなワインを知りたい!という方は、こちらの記事もご覧ください。
>【保存版】美味しいワイン編集部の試飲レビューあり!オススメのワイン200本以上まとめました!
1.タヴェルネッロ オルガニコ トレッビアーノ・シャルドネ
2. キリリと清々しい「ブラック・タワー ドライ・リースリング オーガニック」
ブラック・タワー ドライ・リースリング オーガニック
(2023年10月20日 12:20時点のAmazonの価格)
生産地 | ドイツ | ブドウ品種 | リースリング |
---|---|---|---|
種類 | 白ワイン | 香り | レモン/シトラス/りんご |
味わい | 辛口 | 合う料理 | 和食/カルパッチョ |
リースリングというブドウを使ったドイツの辛口白ワイン。
マスカットやメロン、レモンのようなさわやかで果実感あふれる酸味と、キリっとした飲み口が心地よいです。
軽やかでフレッシュな口当たりのため飲みやすく、和食や魚介系の料理、オードブルなどとよく合います。
この生産者のワインは世界40カ国、年間150万本以上が輸出され、多くの国で人気を博しています。
ユーロリーフのマークがあります。
3. 辛口だけどかすかにフレッシュな甘味もある「ステラー・オーガニック・スパークリング」
ステラー・オーガニック・スパークリング
(2023年10月20日 12:20時点のAmazonの価格)
生産地 | 南アフリカ | ブドウ品種 | シュナン・ブラン |
---|---|---|---|
種類 | スパークリングワイン | 香り | りんご/梨/ナッツ |
味わい | 辛口 | 合う料理 | 寿司/和食 |
ボトルの裏にはそれを示すマークがあります。
軽やかな口当たりでしゅわしゅわっと泡がさわやかで、かつ口当たりはやわらか!
フレッシュな酸味とかすかに甘みがあり、後味に青リンゴや梨、ブドウの皮のようなピリっと感があります。
食前酒としても、どのようなおつまみとも料理とも楽しめます。
4. 幅広い料理に合う「ビオ マニア」
5. 草や藁のような奥行きのある「レ・グラン・ザルブル」
レ・グラン・ザルブル
(2023年10月20日 12:20時点のAmazonの価格)
生産地 | フランス | ブドウ品種 | ユニ・ブラン シャルドネ コロンバール |
---|---|---|---|
種類 | 白ワイン | 香り | 草原/レモン/パッションフルーツ |
味わい | 辛口 | 合う料理 | カルパッチョ/チーズ |
フランス「エコサート」の認証を受けた辛口の白ワイン。
「レ・グランザルブル」とは、ラベルデザインにもなっているように「大きな木」を意味します。
はっきりとした酸味を感じ、グラスを回すと草原やわらのような香りが引き立ちます。
辛口ですが、クリームチーズといただくことでパッションフルーツやレモンのようなフルーティな味わいを感じます。
コンビニやスーパーでも手に入る手軽さも嬉しいです。
6. クリームチーズと合わせたい「コノスル オーガニック シャルドネ」
コノスル オーガニック シャルドネ
(2023年10月20日 12:20時点のAmazonの価格)
生産地 | チリ | ブドウ品種 | シャルドネ |
---|---|---|---|
種類 | 白ワイン | 香り | シトラス/りんご/桃 |
味わい | 辛口 | 合う料理 | チキン/揚げ物 |
ドイツのBCSエコ認証を受けた辛口でミディアムボディの白ワイン。
グラスに注ぐとほのかな柑橘系の甘い香りを感じます。
爽やかな飲み口で、かすかにりんごのような酸味があります。
クリームチーズと合わせると、ワインの酸味がよりまろやかになります。
そのほか、豚肉のしゃぶしゃぶなどのあっさりめの肉料理、魚介料理、揚げ物などいろいろな料理と合わせることができます。
7. 飲みやすいやや甘口「アルプス 契約農場の有機ワイン」
8. イタリアンやお肉に合う!「タヴェルネッロ オルガニコ サンジョベーゼ」
タヴェルネッロ オルガニコ サンジョベーゼ
(2023年10月20日 12:20時点のAmazonの価格)
生産地 | イタリア | ブドウ品種 | サンジョベーゼ |
---|---|---|---|
種類 | 赤ワイン | 香り | ブラックチェリー/バラ/プラム |
味わい | ミディアムボディ | 合う料理 | トマト料理/ピザ |
軽やかな口当たりと酸味、ブラックチェリーのような香りが口の中に広がります。
生ハム、チーズ、ボロネーゼ発祥の地であるイタリアのエミリア・ロマーニャ州という食の豊かな地で生まれたワインなので、イタリア料理との相性が抜群。
イタリア料理だけでなく、写真で合わせているようなお肉などガッツリ系のお食事にも合います。
9. チャーミングなアルゼンチンのオーガニック「クマ オーガニック カベルネ・ソーヴィニヨン」
クマ オーガニック カベルネ・ソーヴィニヨン
(2023年10月20日 12:20時点のAmazonの価格)
生産地 | アルゼンチン | ブドウ品種 | カベルネ・ソーヴィニヨン |
---|---|---|---|
種類 | 赤ワイン | 香り | カシス/ブラックチェリー/ブラックペッパー |
味わい | フルボディ | 合う料理 | ステーキ/チーズ |
いちごやカシスのようなチャーミングな香りと、あとから赤い花のようなエレガントな香りがあり飲みやすいです。
フルボディですが肉料理全般や比較的味の濃い料理など、幅広い料理に合います。
オーガニックで、かつ安旨ワインとして定評があります。
10. ベリー系のフルーティーさとハーブ感のある「レゾルム ド カンブラス カベルネ・ソーヴィニヨン オーガニック」
レゾルム ド カンブラス カベルネ・ソーヴィニヨン オーガニック
(2023年10月20日 12:20時点のAmazonの価格)
生産地 | フランス | ブドウ品種 | カベルネ・ソーヴィニヨン |
---|---|---|---|
種類 | 赤ワイン | 香り | ブラックチェリー/ミント/イチゴ |
味わい | ミディアムボディ | 合う料理 | ステーキ/ハンバーグ |
ユーロリーフとAB認証を取得した、ミディアムボディの赤ワイン。
木苺やブラックベリーなどベリー系の香りの奥に、少しだけハーブのニュアンスも感じられます。
スワリングして少しワインを開いてあげると、イチゴジャムのような甘い香りへと変化します。
そんな甘い香りとは裏腹に、味わいは甘さ控えめでドライ。
渋みは控えめですが程よく、余韻が続きます。
ステーキなどガッツリ系の肉料理に合わせやすいワインです。
11. 安旨オーガニックでサクラアワード受賞!「メスタ テンプラニーリョ オーガニック」
メスタ テンプラニーリョ オーガニック
(2023年10月20日 12:20時点のAmazonの価格)
生産地 | スペイン | ブドウ品種 | テンプラニーリョ |
---|---|---|---|
種類 | 赤ワイン | 香り | カシス/ハーブ/プラム |
味わい | ミディアムボディ | 合う料理 | チキン/トマト料理 |
豊かな果実味と、コショウなローズマリーのようなハーブのような香りがあり、ミディアムボディということもあり飲みやすいです。
チキンや豚料理など、比較的軽めのいつもの肉料理によく合い、常備したいワインのひとつ。
日本の女性による国際ワインコンペティション「サクラアワード」のゴールド2022を受賞しました。
もっとオススメのワインを知りたい方へ
美味しいワインでこれまでレビューしたオススメのワインを、ひとつのページにまとめました。
さいごに
実は日本は、先進国の中でも「オーガニック」の分野に遅れている国といえます。
有機農業研究所の統計によると、日本のオーガニック分野への取り組みは、アメリカ、中国、EU諸国の足元にも及ばないほど小規模なんです。
(参考:2017年Research Institute of Organic Agriculture(有機農業研究所)
しかしオーガニックワインは日本にもたくさん輸入されていますし、オーガニックワイン自体の品質も向上し続けており、手軽な価格の美味しいオーガニックワインも多くあります。
オーガニックワインは意識の高い人だけ飲むものでは・・・と構えていた人もぜひ、この記事を読んで、オーガニックワインを手に取っていただければ嬉しいです。
ちなみに「オーガニック」=「有機」と聞くと「有機栽培」という言葉を思い浮かべる人が多く、農業のイメージが強いかもしれません。
でも、農業だけではなく、水産業や畜産業にも有機はあります。
たとえば畜産業の場合、人工の化学的な成長剤や抗生剤をエサに含めない、などの有機畜産の条件があるんですよ。
興味がある方は調べてみてくださいね。
美味しいワインの広江でした。
ところで、この美味しいワインというサイトでは、これまでに色々なワインを紹介してきた。
200以上のワインを厳選してきたね。
それらのワインがひとつの記事にまとまっているといいんだけど・・・。
そう言うかと思って、私がまとめてみたわ。
以下の記事を見れば、美味しいワイン編集部がオススメするワインが一覧でチェックできるのよ。
それが、こちら!
この記事を監修してくれたワイン博士
(一社)日本ソムリエ協会認定 ソムリエ
wine bar & green tea cafe『水無月』オーナーソムリエ
昭和60年生まれ。石川県出身。
高校を卒業後、大阪にある辻学園TEC日調で、調理製菓を学ぶ。
芦屋のレストランのキッチンを経て、24歳でワインに興味を持ち、ソムリエを取得。
その後ワイン輸入会社でのインポーターを経験し、フランス料理レストランなどでソムリエとして勤務する。
2016年6月、神戸三宮にて『水無月』という屋号でワインバーを開業し、今に至る。
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