自由にワインを楽しむのがスペイン式!スペインワインの選び方とオススメの10本

自由にワインを楽しむのがスペイン式!スペインワインの選び方とオススメの10 本

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情熱の国スペイン!!

スペインの夏は暑い!!
だからスペインの人たちは、ワインに氷を入れることが多く(ソーダも一緒に)、さらにはフルーツも入れて、カジュアルにワインを楽しんでいます。

また、スペインには「シェリー」と呼ばれる特殊なワインがあったり、最近では青いワインも発売されたりと、まさにオレ流ワインを楽しむ国・・・!

オレ流スペインワイン

ちなみに、スペインのワイン生産量は、イタリア、フランスに次いで世界3位!
なんと、スペインでは、日本の47倍ものワインを作っているんですよ。

また、スペインの「カヴァ」というスパークリングワインは日本でも超人気で、どこのスーパーやコンビニにも置いてあるほど。
もしかすると、あなたは気付かない間に、スペインワインを飲んでいるかもしれないんですよ(^ ^)

というわけで、こんにちは。
ワインのことなら我々にお任せ、ワイン三貴族です。

ワイン三貴族

今回の「美味しいワイン」では、そんなバラエティに富んだスペインワインの楽しみ方を知ってもらうべく、美味しいスペインワインの選び方についてお届けします。
記事の最後にはオススメのスペインワインを10本紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

それではまいりましょう!

スペインワイン集合

知ったら飲みたくなる!スペインのワイン事情

冒頭でも触れましたが、スペインのワイン生産量はイタリア、フランスに続いて世界3位です。

ワイン生産量
(参考元:数字で見るワイン産業 (2015 年版) 2016 World wine production estimated at 259 mhl

生産量を具体的な数字でお伝えすると、スペインの年間ワイン生産量は約40億リットル
いっぽう日本国内でのワイン生産量(日本ワイン以外も含む)は約8,500万リットルなので、日本の約47倍もワインを造っているんですね!

スペインワインで覚えておきたいブドウ品種6つ

そんなスペインでは400種類以上のブドウが栽培されています。
そのうちもっともメジャーな品種を6つお教えします。

■赤ワイン用の品種

  • 1.テンプラニーリョ
    スペインの赤ワインを代表する品種。
    香り、酸味、渋みのどれもが豊かで高級ワインもこの品種から造られています。
  • 2.ガルナッチャ
    スペイン原産ですが、いまでは世界中で栽培されている品種。
    干ばつや病気、害虫にも強く、育てやすいのが理由のひとつです。
    フランスやオーストラリアでは「グルナッシュ」と呼ばれています。

■白ワイン用の品種

  • 3.アイレン
    スペイン原産で、世界中で栽培されている白ブドウ。
    この品種は長期間の日照りにも耐えることができるため、スペイン内陸など特に雨が少ない土地で多く栽培されています。
  • 4.アルバリーニョ
    辛口の白ワイン用の品種。
    スペインの一部と、ポルトガルの一部でのみ栽培されています。
    香り高く豊かな酸味があり、高級な品種です。
  • 5.マカベオ
    あとで説明するワイン「カヴァ」に利用される品種で、若飲みから長期熟成まで使われる高級品種。
    産地によって香りにいろいろな違いがあります。

■酒精強化ワイン用の品種

  • 6.パロミノ
    あとで説明する酒精強化ワイン「シェリー」によく利用される品種。
    小粒で酸味・甘みが少ないこともあり、この品種で普通のワインを造ることは難しいので、シェリーのような酒精強化ワインに向いている品種です。

「ん?ちょっと待って、酒精強化ワインって初めて聞く言葉だけど・・・」と思われた方もいると思います。
なんだか漢字だらけで難しそうに感じる言葉ですよね。
でも実は「酒精強化ワイン」は、スペインワインを語るうえではずせない言葉なんです。

酒精強化ワインとは、アルコール度数の高いワインのこと

「酒精強化ワイン」とは、製造工程でアルコールが追加され、普通のワインよりアルコール度数の高いワインのことをいいます。
普通のワインのアルコール度数は11~14度ですが、「酒精強化ワイン」は15~22度くらいあります。

この「酒精強化ワイン」はスペインやポルトガルで造られていて、ヨーロッパを中心にいろいろな国に輸出されています。

それにしてもなぜ、「酒精強化ワイン」がスペインで造られているのでしょうか?
それにはスペインの歴史が関係しています。

大航海時代のイメージ

15世紀後期に、コロンブスがアメリカ大陸を発見したことで大航海時代が始まりました。
それがきっかけとなり、16世紀以降にはポルトガルやスペインをはじめとするヨーロッパの人々が、アメリカ大陸やアジアなどへ航海することが増えていったのです。

航海中の楽しみといえば、船の中で飲むお酒。
ヨーロッパのお酒の定番といえばワイン。
だから、航海する人たちの多くはワインを船に乗せて海に出たのですが、普通のワインはすぐ劣化してしまうのでした・・・。

なぜなら、船の中は暑くなりやすいだけでなく、船がよく揺れるからです。

「むむむ、これだと船の中でワインを楽しめないぞ・・・」と悩んだ人たちが考えたのが、"アルコール度数を上げて品質を安定させたワイン"=「酒精強化ワイン」でした。
それが「酒精強化ワイン」を造る技術が発展した理由です。

ちなみに、この記事に何度か出てきている「シェリー」というワインは、スペインの代表的な「酒精強化ワイン」のひとつ。
日本でも、バーやレストランで見かけたり、大きなスーパーで売られているので、名前を聞いたことがある!という人は多いかもしれません。

「シェリー」はスペイン語で「ヴィノ・デ・へレス」といいます。
これは「へレスのワイン」という意味なんですね。
「へレス」はスペインの南部、アンダルシア地方にある土地の名前で、先ほどお話しした大航海時代のワインの輸出に深く関わっている土地なのです。

アンダルシア地方

そんなわけで、「酒精強化ワイン」はスペイン国内で今も愛され続ける、スペインならではのワインのひとつなんです。

シャンパンと同じ製法なのに、手頃な値段で飲める「カヴァ(CAVA)」

スペインワインに詳しい人の場合、スペインワインと聞いて真っ先に頭に浮かぶのは「カヴァ(CAVA)」かもしれません。
「カヴァ」とは、フランスのシャンパンと同じ製法で造られている、スペインのスパークリングワインのこと。

シャンパンは、フランスのシャンパーニュ地方というところで伝統的な製法で造られている高級スパークリングワイン。
有名なものだと「ドン・ペリニヨン(通称ドンペリ)」があります。

一方、カヴァはシャンパンと同じ製法で造られているのですが、スペイン産ということで、EUワイン法により「シャンパン」と名乗れません。
その代わり、スペインのワイン法の基準に沿って造られた場合、「カヴァ」と名乗ることができます。

赤ワイン伯爵

ちなみに「カヴァ(CAVA)」というスペイン語の意味は、「洞窟」や「蔵」を表すぞ。
昔、スペインでは、洞窟が天然のワインセラーとして利用されていた。
洞窟は気温が低く、安定した湿度をもち、光の届かない空間として重宝されていたのだ。
この「カヴァ(CAVA)」という名前はその歴史に由来している。

カヴァの価格はシャンパンに比べると、とっても手頃!
シャンパンのように手間暇かけられているのに、たくさん造られていることもあって手軽な値段に落ち着いているんです。
だから世界中で親しまれているんですね。

なかでも「フレシネ」はカヴァのもっとも有名なブランドのひとつ。
年間の生産数は、なんと1億2,000万本以上(!)で、世界150カ国で飲まれているんですよ。

ちなみに、ワインショップでカヴァを探す方法はとってもカンタン。
ワインのラベルや栓に貼ってあるシールを見ればいいんです。
はっきりと「CAVA」と書かれていますよ(^ ^)

CAVA

スペインの夏では、ワインにソーダと氷を入れて楽しむ!

スペインには日本のように四季があります。
でも、夏はほとんど雨が降らず、乾燥して暑い・・・!
南部や内陸部では気温が40度になることも・・・!

そんな気候が関係してか、スペインの夏では赤ワインにソーダと氷を入れて飲む人たちが増えます。
この飲み方はスペインのれっきとした文化で、その文化には「ティント・デ・ベラーノ(tinto de verano)」=「夏の赤ワイン」という名前が付いているほど。

そうそう、スペインといえばサングリアも思い浮かびますね。
(美味しいワインでも以前サングリア特集の記事を書きました)

サングリアはスペイン発祥なので、もちろんサングリアも人気なんですが、「ティント・デ・ベラーノ」も好まれているんです。
(夏にスペインへ行くと、どのレストランにもメニューがあるほどです)

ティント・デ・ベラーノ

実は日本でも、この飲み方がブームになろうとしています。
最近ではソーダや氷を入れて飲むことを前提で造られているワインも出てきているので、ぜひ暑い日にはチェックしてみましょう。

赤ワイン伯爵

ここでカンタンなスペイン講座を始める。

スペインでは赤ワインのことを「ヴィノ・ティント(vino tinto)」という。
ヴィノ(vino)がワインを指し、ティント(tinto)が「暗い赤色」や「染まった」という意味を指す。
つまり、スペインのワイン名に「ティント」と付いていると、あ、赤ワインだな、とわかるぞ。

白ワイン公爵

ちなみに、ヴィノ・ブランコ(vino blanco)は白ワインですよ。

スペインワインの品質を保っている「原産地呼称制度」

スペインワインは、生産量だけでなく輸出量も多く、世界中で愛されています。
では、なぜそんなにも世界中で愛されているのか・・・。
実はその理由には、とっても厳しい品質管理と規制が関係しているといわれています。
その品質管理を実現しているのが、「原産地呼称制度(デノミナシオン・デ・オリヘン)」なんです。

原産地呼称制度は、ワインにかぎらず、チーズやハム、野菜、果物、パンなどスペインのいろいろな食料品に適用されているのですが、今回はワインについてだけカンタンに説明しますね。

ワインについての原産地呼称制度では、ブドウの栽培地域、ブドウの木と木を植える間隔、ブドウ品種、醸造法、ワインの品質検査など・・・あらゆる基準が決められており、大きく以下の2つカテゴリに分けられます。

  1. 保護原産地呼称
    (D.O.P.:Denominacion de Origen Protegida)
  2. 保護地理的表示
    (I.G.P.:Indicacion Geografica Protegida)

すごくざっくりいうと、D.O.P.のほうが基準が厳しく高品質で、自然と価格も高い傾向にあり、I.G.P.がテーブルワインとしてより手頃になります。

2種類だとカンタンに思えますがまだ続きがあります。
この2種類からさらに細かく全部で6種類のカテゴリーが決められています。
とても難しいので今回は名前だけ紹介しておきますね。

次の画像でカテゴリーを表しますが、基本的にはピラミッド型の上にいくほど基準が厳しく高品質と思ってください。

スペインの保護原産地呼称

このピラミッドで覚えてほしいことはひとつです。
ややこしいのでよく読んでくださいね。

地域の格付けとしてはピラミッドの2番目の「DOCa」が最高、ということ。

「え?ピラミッドなのに2番目が最高ってどういう意味?」と思いますよね。
実は一番上のVP(ヴィノ・デ・パゴ)は、地域ではなく「畑」の指定なんです。
「○○さんのここの畑」という感じで指定されているんですね。

そのため、地域として一番上の格付けはピラミッドの2つめの「DOCa」、ということになるんです。
畑限定で最高品質と指定されているのが「VP」、地域として最高品質として指定されているが「DOCa」なんです。

ちなみに、「VP」に認定されているワインは、数が少ないこともあり高価になる傾向があります。
でも「DOCa」やピラミッドの3番目の「DO」のワインはたくさんあるので、手に入れやすいんです。

なぜこんなに厳しくややこしくする必要があるのか・・・と疑問に思うかもしれません。
ですが、原産地呼称制度は「誰がいつ、どういう方法で、どこで造ったワインなのか?」を消費者がわかるようにするのも目的のひとつなんです。
つまり、ワインを安心して美味しく飲みたい人たちのための制度でもあるというわけです。

これだけ品質管理がしっかりとされているからこそ、世界中から愛される、美味しいワインになっているんですね。

美味しいスペインワインの選び方

ここまでスペインのワイン事情を紹介してきました。
ここからはいよいよ、美味しいスペインワインの選び方をお教えします!

美味しいスペインワインを選ぶときのポイントは以下の3つです。

■スペインワインを選ぶポイント 3つ

  1. 代表的な産地から選ぶ
  2. 熟成期間で選ぶ
  3. それでも迷ったらカヴァ!

順に詳しく説明しますね。

【スペインワインの選び方1】
代表的な産地から選ぶ

スペインのブドウ栽培面積は、実は世界第1位!
そのため、スペイン全土でワインが造られていて、代表的なワインの産地だけに絞っても6、7箇所あります。
そんなに覚えるのは大変ですよね・・・。

そこで今回は、おもいきって2箇所だけを詳しく紹介することにします!

その産地とは、「リオハ」「カタルーニャ」

リオハとカタルーニャ地方

それぞれの場所がわかるように上記の地図に示してみました。
どちらの地域もスペイン北東部に位置しています。

赤ワインの「リオハ」

リオハ

「リオハ」の気候は、スペインのなかでは、年間を通じて涼しく、雨が比較的多く、四季がある地域です。
さきほど説明した「原産地呼称」ピラミッドの上から2番目、「DOCa」に指定されています。

リオハで選んでもらいたいのは、「テンプラニーリョ」の赤ワイン
リオハで造られるワインの4分の3は赤ワインで、そのなかでもテンプラニーリョが多いからです。

また、リオハのワインは、伝統的にアメリカンオーク樽で長期熟成され、複雑で深い味わいのワインが多いのも特徴。
熟成期間については次の選び方で詳しくお話ししますね。

世界品質の「カタルーニャ」

「カタルーニャ」には代表的産地が2つあります。
それは「ペネデス」と「プリオラート」です。

ペネデスとプリオラート

「ペネデス」はスペイン最大のカヴァの産地で、カヴァのほとんどがここで造られています。
カヴァの説明ででてきた「フレシネ」ブランドもペネデスに拠点があります。
ペネデスは、カヴァが世界的人気を博したことで、スペインワインの技術革新を牽引しているといわれている地域なんですよ。

ちなみに、ペネデスでは、カヴァだけでなく高品質で手頃な値段の白ワインが多いのも特徴です。

もうひとつの「プリオラート」は、山脈の南側に位置している地域です。
山肌の斜面にあるため、ごつごつしている傾斜が多い土地が特徴。
この地域のブドウ畑は、標高700mといったように、標高がとても高いブドウ畑もあるんですよ。

そんなプリオラートで選んでもらいたいのは赤ワイン
現代では、この土地に向いているブドウの栽培方法が開発され、独特の香りを持つ高品質な赤ワインが出来るようになってきています。
そして、10年ほど前に「原産地呼称」ピラミッドの上から2番目、「DOCa」にも認定されたんですよ。

実は2018年6月現在、DOCaに指定されているのは「リオハ」と「プリオラート」の2つの地域だけ
なので、スペインの赤ワインなら、まずはこの2つの産地のワインを探してみるのがオススメです。
ちなみに、「リオハ」と「プリオラート」のスペルは、以下の写真を参考にしてくださいね^^

「リオハ」と「プリオラート」

記事の後半で、リオハとプリオラート産のワインを紹介していますのでチェックしてみてください!

赤ワイン伯爵

赤ワインは「リオハ」と「プリオラート」、白ワインやカヴァは「ペネデス」と覚えておくといいぞ!
(ただし、カヴァのラベルには「CAVA」とあり「ペネデス」とは表記されないことがほとんど)

【スペインワインの選び方2】
熟成期間で選ぶ

スペインでは、ワイン法で決められた基準に沿って長期感熟成されたワインがあり、そのワインは下記のようにラベルに表記があります。

スペインワイン長期感熟成

一般的に、ワインは製造工程での熟成期間が長いと、深く複雑な香りと味わいになる傾向があり、赤ワインの場合は渋みもまろやかで舌触りがよくなると言われています。

製造工程での長期間の熟成は、樽と瓶の中でそれぞれ行われ、樽特有の香りや味わいのワインとなります。
赤ワインであれば、「スモーキーな」「ココナッツのような」「キャラメルのような」「木や皮のような」などと表現されていますよ。

それでは、ワイン法で決まってる熟成期間について簡単にまとめます。

  • Gran Reserva(グラン・レセルバ)

    赤ワイン・・・最低5年の熟成で、そのうち1年半以上の樽熟成

    白・ロゼワイン・・・最低4年の熟成で、そのうち半年以上の樽熟成

    カヴァ・・・30ヶ月以上の熟成

  • Reserva(レセルバ)

    赤ワイン・・・最低3年の熟成で、そのうち1年以上の樽熟成

    白・ロゼワイン・・・最低2年の熟成で、そのうち半年以上の樽熟成

    カヴァ・・・15ヶ月以上の熟成

  • Crianza(クリアンサ)

    赤ワイン・・・最低2年の熟成で、そのうち半年以上の樽熟成

    白・ロゼワイン・・・最低1年半の熟成で、そのうち半年以上の樽熟成

    (カヴァにはクリアンサの基準はありません)

白ワイン公爵

熟成期間が長いほど手間がかかるので、高価になるのさ。
僕の場合、熟成期間の順番は頭文字から「G・R・C」と覚えているので、よかったら参考にしてみてくれたまえ。

【スペインワインの選び方3】
それでも迷ったらとりあえずカヴァ!

産地や格付け、熟成期間といろいろお話しましたが、「もっと簡単に選びたい!」という方はカヴァを選びましょう。

カヴァはスパークリングワインなので、どんな料理、どんなシーンにも合うのが特徴。
しかも値段は1,000円代の手頃なものが多いのが嬉しいところです。

ロゼ・モアゼル

このあとに出てくるオススメのワインでも、カヴァを3本紹介しているわ。
家飲みやホムパでも活躍する万能選手なのよ。

オススメのスペインワイン10選

それでは最後に、美味しいワイン編集部がオススメするスペインワインを10本紹介します!
値段は安いものからちょっと高いものまで、幅広く選びました。

今回はカヴァ、赤ワイン、白ワイン、シェリー、ロゼワインの順に紹介します。

1、ハチミツのような濃厚なコクがあるハイコスパなスパークリングワイン『プロジェクト・クワトロ・カヴァ』

クロ・モンブラン クワトロ・カヴァ

プロジェクト・クワトロ・カヴァ

  • 価格:¥1,747(2018年9月12日 12:00時点のAmazonの価格)
  • 編集部評価:4.5

このワインはボトル全体が銀色に輝く、超スタイリッシュなデザイン。
ワイン名も灰色の文字で描かれているので、銀色の背景に同化してほぼ読めません(笑)
グラスに注ぐと炭酸の泡とともに濃厚なブドウの芳香がふわっと香ります。
ハチミツのような濃厚なコクがあり、辛口ではありますがほのかに甘みも感じられます。
あらゆる料理と合うことから、スペインの多くのミシュラン星付きレストランでも提供されているほどの実力派ワインです。

2、いつも家に一本は置いておきたいオールマイティーな『フレシネ コルドン・ネグロ 』

フレシネ コルドン・ネグロ

フレシネ コルドン・ネグロ

  • 価格:¥1,158(2018年9月12日 12:00時点のAmazonの価格)
  • 編集部評価:4.5

記事内でも紹介した、年間1億2,000万本以上のワインを造っている「フレシネ社」の代表的なカヴァ。
日本のスーパーで必ずと言っていいほど見かけることができる、人気のスパークリングワイン。
すっきりとした辛口ですが、ほのかにブドウの甘みも感じられます。
また、さわやかな炭酸が特徴です。
どんな料理にもピタリと寄り添ってくれるオールマイティーなワインのため、いつも家に一本は置いておきたいですね。

ちなみに「ティント・デ・ベラーノ」のようにソーダや氷を入れて美味しく飲めるフレシネ アイス キュベというのもあるんですよ。

3、どこまでもエレガントで飲みやすい『クネ クリアンサ』

クネ リオハ クリアンサ

クネ クリアンサ

  • 価格:¥1,256(2018年9月12日 12:00時点のAmazonの価格)
  • 編集部評価:4.5

記事内で説明した「リオハ」が産地のワイン。
グラスに注ぐとキャラメルや樽の香りが立ち上がります。
さらさらした心地よい酸味と、チョコレートやカシスのスモーキーな味わいが特長で、上品で飲みやすいミディアムボディです。
トマト系や中華、ポークなど幅広い料理に合います。

この生産者の社名は「C.V.N.E.」というのですが、昔、ワインのラベルにスペルミスが発生。
「V」が「U」となり、間違った状態のまま「CUNE(クネ)」と印字されてしまったのです。
それ以来、「もう、間違ってるけどそれでいいや!」とワイン名や社名も、CUNE(クネ)と呼ばれています。

4、華やかで力強い、飲み応え抜群のフルボディ『コステルス デル プリオール』

コステルス デル プリオール

コステルス デル プリオール

  • 価格:¥2,982(2018年9月12日 12:00時点のAmazonの価格)
  • 編集部評価:3.5

DOCaの「プリオラート」産のワインです。
グラスに注ぐと薔薇やキャラメルのような華やかな香りがふわっと広がります。
味わいはコーヒーやプラム、赤い果実を思わせ、しっかりした渋みがあり、余韻が長いです。

ワイン名の意味は「プリオラートの段々畑」。
その名のとおり、プリオラートの山の急斜面にあるブドウ畑のブドウで造られました。
大地を思わせる力強い果実感があります。

5、生き生きしたカシスや木の皮のような深い味わい『シンフォニア テンプラニーリョ』

シンフォニア  テンプラニーリョ

シンフォニア

  • 価格:¥880(2018年9月12日 12:00時点のAmazonの価格)
  • 編集部評価:3.5

テンプラニーリョというブドウ品種のワイン。
香りは木の皮やプラム、味わいはカシスや赤い果実のような深い味わいです。
ミディアムボディですが渋みはしっかりあります。

このシンフォニア(=交響曲)というワインのシリーズでは、銘柄ごとにラベルに違う楽器が描かれています。
シンプルだけど上品でセンスを感じる素敵なラベルですよね。
楽器が「視覚的な美しさ」と「音楽を人に届ける」という2つの役割をもっているように、ワインもラベルで視覚的に楽しんでもらうことと、ワイン自体の美味しさを楽しんでもらいたい、という生産者の想いが込められているそうです。
ちなみに「リアルワインガイド」というワイン雑誌で2016年に「旨安大賞」を受賞したことがあります。
肉料理やチーズ、ビターチョコレートやスパイシーなおつまみと相性抜群です。

6、なめらかな舌触りの『マルケス・デ・リスカル ティント グラン・レセルバ』

マルケス・デ・リスカル ティント・グラン・レセルバ

マルケス・デ・リスカル ティント・グラン・レセルバ

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  • 編集部評価:3.5

鮮やかな果実の香りと、味わいは樽のスモーキーさにシルクのようなめらかな渋みが特徴です。
後味はかすかに甘みを感じます。
力強く飲み応えがあるため、ステーキやシチューなどしっかりした濃いめの味付けの料理に特に合います。
記事の熟成期間で説明した「Gran Reserva」という長期熟成されたワインです。
長期熟成されたワインならではのなめらかさを感じることができます。

7、魚介料理に合うキリッとした辛口の白ワイン『ビオンタ アルバリーニョ』

ビオンタ アルバリーニョ

ビオンタ アルバリーニョ

  • 価格:¥2,350(2018年9月12日 12:00時点のAmazonの価格)
  • 編集部評価:4.5

グラスに注ぐと、リンゴや桃のような甘くフルーティーな香りが広がります。
飲んでみるとキリリとした酸味がすがすがしい辛口。
お刺身のような素材を味わう料理から、天ぷらやアクアパッツァなど、いろいろな魚介料理にピッタリ寄り添ってくれます。
「海のワイン」とキャッチコピーがつけられていますが、まさしくその通り!
スペイン原産の白ブドウ品種「アルバリーニョ」が使われています。

8、フルーティーで優しい酸味にほんのり後味が甘い白ワイン『マリエッタ』

マリエッタ

マリエッタ

  • 価格:¥1,890(2018年9月12日 12:00時点のAmazonの価格)
  • 編集部評価:4.0

エキゾチックな女のこが描かれたラベルが印象的なこのワイン。
「マリエッタ」とはスペイン語で「マリアちゃん」のような女性の呼び名です。
味わいはフルーティーで優しい酸味のあとに、ほんのり甘みがあり、とっても飲みやすいです。
写真に合わせているように、イカのマリネのような魚介料理やオードブル、揚げ物などいろいろな料理と相性がいいです。
使われているブドウ品種はスペイン原産のアルバリーニョ100%。
「サクラアワード」という日本の女性たちによるワインアワードで何度も受賞しています。

9、リッチな気分になれる『バルデスピノ・イザベラ クリーム シェリー』

バルデスピノ・イザベラ クリーム

バルデスピノ・イザベラ クリーム

  • 価格:¥2,630(2018年9月12日 12:00時点のAmazonの価格)
  • 編集部評価:4.5

記事でも紹介した、アンダルシア地方で造られた酒精強化ワイン「シェリー」です。
甘口でクリーミー、樽のニュアンスとレーズンのようなブドウの甘酸っぱさがあり、なんともリッチで味わい深いワインです。
デザートとして、食前酒として、ゆったりと家での時間を過ごしたいときにぴったり。
贅沢で優雅な気分にさせてくれます。

10、芸能人格付けチェックで何人もドンペリと間違えた『 ロジャー・グラート カヴァ ロゼ ブリュット』

 ロジャー・グラート カヴァ ロゼ ブリュット

ロジャー・グラート カヴァ ロゼ ブリュット

  • 価格:¥1,649(2018年9月12日 12:00時点のAmazonの価格)
  • 編集部評価:4.5

このスペインのスパークリングロゼワインが日本で知られるようになったきっかけはTV番組の芸能人格付けチェック。
出演者が目隠しで「ドン・ペリニヨン ロゼ」とこのワインを飲み比べた際、何人かが「このワインほうが美味しい!」と評価したことで、一気に有名になりました。
そんなこのワインは、グラスに注ぐと、炭酸の泡とともにイチゴやラズベリー、甘酸っぱいキャンディーのような香りが広がります。
味わいはコショウのようなスパイシーな酸味、ほのかなベリー系の甘みがあり、とっても華やかで上品。
中華料理や味付けが濃いめの和食や洋食と合わせると、酸味がまろやかになり、フルーティーさが際立ち、このワインの奥深い味わいを楽しめますよ。

さいごに

いかがでしたか。
ソーダを入れるティント・デ・ベラーノ、フルーツやオレンジジュースを入れるサングリアなど、スペインではワインはとても気軽に楽しむ飲み物なんですね。

最後に近年話題になった、世界初の青いワインGik(ジック)を紹介しておきますね。

ジックはスペインの20代の若手クリエイター集団が大学の協力を受け2年かけて開発した世界初の「青いワイン」。
クリエイター集団といっても、ワイン醸造経験があったひとはひとりもおらず、DJ、マーケッター、エンジニア、デザイナーなど彼らの専門分野はさまざまです。

ジック

今回編集部で初めて飲んだところ、ワインぽくない!甘めのカクテルっぽい!というのが正直な感想です。
それもそのはず、開発者はワインぽくない新しい飲み物を造りたかったそうで、このワインの甘みはカロリーゼロの人工甘味料です。

ただただ、深く透明な藍色がどこまでも美しいです・・・。

ジックを開発した若手クリエイターたちは、ワイン業界に革命をもたらしたい、という思いから開発、商品化にに至ったそう。
スペインの自由な発想が生み出したワインなのですね。

ちなみにこの青いワイン「ジック」は、ワイン法の基準にはあてはまらないため、ワインではないアルコール飲料に分類されています。
青い色はブドウ由来の色素とジーンズを染めるときに使うインディゴを使っています。
もちろん植物由来なので人体には無害。
ちょっと高いですが、パーティーなどでは「なにこれー!」と盛り上がりそうです。

スペインのはつらつとしたワインをぜひ飲んでみてくださいね。

この記事を監修してくれたワイン博士

小塚
小塚裕実子(こづかゆみこ)

(一社)日本ソムリエ協会認定 ソムリエ
所属するワインバー:北新地 ラルモニー・デュ・ヴァン・ピュール

ワイン輸入・販売会社への入社をきっかけにワインの面白さに目覚め、ソムリエ資格を取得。
北新地の老舗ワインバーにてソムリエを勤める。
お客様の好みや気分をコミュニケーションを通して考えることで、一杯のグラスワインをいかに楽しく美味しく飲めるかを追求している。
また、同じワインでも、温度の違いやグラスによって新しい美味しさを発見してもらえるように、日々研究している。

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