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「ワイングラスを変えるとワインの味も変わるっていうけど本当?」
「味が変わるといっても、初心者にはわからないくらい些細な違いなのでは?」
「ワインバーやソムリエのワイングラスがおしゃれなのは正直、雰囲気重視なのでは?」
いやいや、とんでもない!
ワイングラスがワインの香りや味に与える影響は、実はとても大きいんです!
端的にいうと、ワイングラス次第で、ワインの香りは何倍にも増して感じられ、その舌触りは、繊細になめらかに口の中に届き、その味わいは、香りとあいまって、もっと立体的に、虹のように幾層にも感じられます。
これは今回美味しいワイン編集部で取り寄せたワイングラスの一部です。
こんにちは、美味しいワイン編集部の広江です。
「たかがワイングラスなのに・・・?」なんて思われるかもしれませんね。
でも、ワイングラスは、ワインの美味しさを引き出すために「大きさ」「形状」「薄さ」にこだわって設計された専用のグラス。
普通のコップで飲むのとはワインの香りや味が違って感じられるのは当然なんです。
ワイングラスは、その大きさによってワインの香りがグラスに閉じ込められ、飲み口のすぼまり方によって鼻に香りが届きやすくなり、薄さや形状によって口の中に入ってくるワインの流れがシルクのようになめらかになります。
さらには、薄いほど飲み干すまでワインを適温に保てるといった効果も。
何より、洒落たワイングラスを使うと気分がとっても上がります。
とはいっても、ワイングラスは形や大きさもお値段もさまざまなので、どれを選べばいいのかわからない・・・と悩んでしまいますよね。
そこで、今回は以下の3つのタイプに分けて、ワイングラスの選び方を紹介します。
- 日常的に気兼ねなく使えるもの
- 費用対効果のバランスがいいもの
- 扱いに気を遣うけれど、特別なワインのポテンシャルを頂上まで引き上げてくれるもの
さらに、それぞれのタイプ別にオススメのワイングラスを紹介!
各ワイングラスの重さや容量なども掲載しているので、グラス選びの参考にしていただけるとうれしいです。
ちなみに、私は毎日飲むので安旨ワイン派ですが、グラスはちょっとだけいいものを使っています。
2,000~3,000円程度のおしゃれなワイングラスを使うだけで、イイ気分で飲めるしワインもより美味しく感じるのでいい買い物をしたなって思います!
それでは、まいりましょう。
ワイングラスの部位の名前と基本的な種類
まず手始めに、ワイングラスの部位を簡単に解説しますね。
ワイングラスの部位を知っておくと、グラス選びはもちろん、ワインを飲むときにも便利なので、覚えておいて損はないですよ。
ワイングラスの部位の名前
それではさっそく、部位の名前をみていきましょう。
唇が触れる飲み口の部分を「リム」、ワインが注がれる部分は「ボウル」、ボウルから伸びる細長い足の部分を「ステム」、一番下の部分を「フット」または「プレート」と呼びます。
一般的にリムが薄ければ薄いほど、ワインにグラスの温度が伝わりにくく、注いだときの温度が保たれます。
また、ワインがなめらかに口の中に流れ、ダイレクトにワインのポテンシャルを感じることができます。
リムを極限まで薄くしようとすると機械では限界があるため、最後は職人の腕頼み、ハンドメイドになります。
ただし、そのぶんワイングラスの値段は高くなり、とても繊細なので扱いにも注意が必要です。
逆にリムに厚みがあると、値段が安い傾向にあり、扱いも簡単です。
食洗器OKなワイングラスもたくさんあります。
(このあたりも選び方の章で、詳しくお話ししますね)
「ボウルの部分が大きいワイングラスがいいのかな?」と思いがちですが、一概にそうとはいえず、ワインによってふさわしいグラスは異なります。
というわけで、ここからはワイングラスの5つの種類をみていきましょう。
ワイングラスの5つの種類
ワイングラスの種類は、ざっくり5つあります。
それぞれの特徴とふさわしいワインを覚えておけば、ワイングラスを選ぶときに役立ちますよ。
それぞれ詳しくみていきましょう。
【白ワイン用】万能型
とりあえずワイングラスを買う、という場合はチューリップのようなこの形のグラス!
どんなワインでもニュートラルにワインの個性を届けてくれて、とくに白ワインに最適です。
白ワインは冷やして飲む場合が多いので、一度にワイングラスに多く入れないように、あえて小さめに造られています。
【赤ワイン用】ボルドー型
ボルドーワインなど、渋みが強く色が濃いワインに向きます。
形状は似ているが万能型より少し大きめ。
飲み口がすぼまった縦長の形状により、香りをボウルに貯めつつ、飲む際には渋みをまろやかに、香りや酸味などのバランスを整えてくれます。
こちらの記事ではボルドーワインの選び方やオススメを特集しています。
【赤ワイン用】ブルゴーニュ型
ブルゴーニュワインなどピノ・ノワールを代表とする繊細な香りのワインに最適です。
グラスに注いだときにワインが空気に触れる面積が広いことと、ボウル部分が大きく飲む口が狭まっている形状によって、ワインの香りをより豊かに感じさせてくれます。
こちらの記事ではブルゴーニュワインの選び方やオススメを特集しています。
【白ワイン用】モンラッシェ
モンラッシェとは、ブルゴーニュ地方の特級畑のひとつ。
その畑で造られる、酸がまろやかで、やわらかくなめらかな樽熟成の白ワインに最適です。
万能型よりもボウルが大きく、リムも広めで、豊かな香りを余すところなく感じることができます。
【スパークリングワイン用】フルート型
シャンパンなどスパークリングワイン専用のワイングラス。
ワインが空気に触れる面積が狭いので、他のグラスよりも炭酸が抜けるのが遅いです。
細長い形状から泡の美しさを目で楽しむことでき、テーブルで場所も取りません。
ちなみに5000円を超えるような高級なシャンパンでは、フルート型ではなく通常の白ワイングラスのほうが、よりワインの香りを楽しむことができます。
ワイングラスの種類がわかったところで、「ワイングラスの型に合わないワインを飲んだら美味しくないの?」と思った方。
そんな疑問にお答えしましょう。
グラスとワインの組み合わせが重要
ワイングラスはワインのポテンシャルを引き出してくれるもの。
裏返すと、グラスとワインの組み合わせによっては、ワインの悪い特徴を強調してしまう場合があるんです。
美味しいワイン編集部でも、グラスによってワインの味がどれくらい変わるのか飲み比べしてみました。
編集部でグラスの飲み比べをした際には、以下のような意見がありました。
ボウルの大きさが大きいほど、香りはふんわりとより豊かに感じられる。
小さいとあまり香りがわからないですね。
そして、大きなボウルほど、小さめのボウルよりも酸味や渋みが強い気がしますね。
リムの薄さによって、唇にグラスが当たる感覚が全然違いますね!
ハンドメイドのグラスになると紙くらいの薄さ・・・?
リムの薄さと形状の影響で、ワインの口の中への流れ方も違うので、味わいも違って感じられて、正直「別のワインかな?」と思うほどです。
極端な例でいうと、ブルゴーニュワインを本格的なボルドー型のグラスで飲んだとしたら、ワイン本来の繊細な香りが感じられず「薄い・・・?」「酸っぱい・・・?」なんて思ってしまうかもしれません。
反対にボルドーワインをブルゴーニュ型のグラスで飲んだら、「なんだか渋みばかり目立つな」なんて思うかもしれません。
でも、これは本当に極端な例で、そんなに気にする必要はありません。
ワインバーや一流レストランのように、ワインの個性ごとに最適なグラスで飲むのが理想ではありますが、ワインを飲む頻度や収納場所を考えると、何種類もそろえるのは現実的ではない人も多いですよね。
なので、本格的にワインを楽しみたい人は種類ごとにグラスをそろえたほうがいいですし、「そこまでしたくない」という場合は、そこそこのワイングラスを1、2脚もっていれば十分です。
そこそこであっても、ワイングラス以外で飲むよりも格段に美味しくなりますよ!
それでは、どうやってそのワイングラスを選ぶのか、そしてオススメのワイングラスについて、ここから詳しくお話ししましょう。
ワイングラスの選び方とオススメのグラス10選
まずはワイングラスの選び方について見ていきましょう!
ワイングラスの選び方
さきほどグラスの部位の説明で少しお話ししましたが、ワイングラスは基本的にリムが薄いほうがオススメです。
飲み口が薄いほど、唇にグラスが当たる感覚が小さく、そのぶんワインの味わいをダイレクトに感じることができますし、適温も保ちやすいからです。
リムの薄さを比べてみると、見た目でもこれくらい違うのがわかります。
ただ、薄いワイングラスほど高価になり、繊細で割れやすいので、洗うときやテーブルに置くときなどには注意が必要です。
「ちょっとシンクに当たった」「ちょっと倒した」「誤った洗い方をした」というだけで、見るも無残に割れてしまいがちです。
洗うときに、ワイングラスのボウルの部分に水をいっぱい入れるだけで、水圧に負けて割れてしまうなんてことも・・・!
なので、薄いグラスのほうがいいのは間違いないですが、日常使いするなら、気軽に使えて、もし割ってしまっても「しょうがない」と割り切れるくらいの価格のものを選ぶのがいいですよ。
ちなみに、薄いワイングラスの場合、「やってはいけない!割れやすい洗い方」というのがあるので、この記事の最後で紹介しますね。
また、ワイングラスは一般的にそれなりに高さがあるので、「どこに収納するのか」も事前に考えておくのが大切です。
ステムのあるグラスの高さは、だいたい20cmであることも多いです。(ワインボトルはだいたい30cm)
高価なグラスなら箱に収納するのがベストですが、頻繁に使うならそういうわけにもいきませんよね。
次のグラス紹介では、グラスの高さも掲載しているので、気になるグラスがしっかりと収納できるかどうかをチェックしてみてくださいね。
ちなみに私はステムがない、ちょっと薄めのグラスを使っています。
マグカップと同じくらいの高さなのですが、毎日使うので洗ったあとは食器棚に入れず、食卓に置きっぱなしにしています(笑)
さて、話がちょっとそれましたがワイングラスの選び方は全部で3つ!
ワイングラスの選び方
- 日常使いなら扱いやすいものを選ぶ
- 自分のワインの好みで選ぶ
- 特別なワインに合わせて選ぶ
ここからは、それぞれの選び方について、美味しいワイン編集部オススメのワイングラスも交えて、詳しくお話ししますね。
1.日常使いするなら扱いやすいものを選ぶ
毎日使うなら、いちいち洗い方に気を付けたり、テーブルに置くときにそうっと置く・・・なんてことは面倒です。
なので、割れにくいグラスのほうがいいですよね。
以下に、日常使い用のワイングラスのポイントや特徴を、簡単にまとめました!
- 有名ガラスメーカーなら、落としても割れないくらい頑丈なものや、食洗器OKなものもある
- ステム(足)がないと高さがないので収納もしやすく、扱いやすい
- グラスの形状は、チューリップのような形の「万能型」を選ぶ
ちなみに世界標準で、テイスティング用グラスとして定められているグラスは万能型の小さなタイプなんですよ。
というわけで日常使いに最適なオススメのワイングラスを5つ紹介します!
なお、グラスの重さは編集部が独自に測ったもので、メーカーが公表しているデータではありません。
あくまで比較の参考としてください。
容量と高さは、Amazonのページをもとに掲載しています。
【オススメグラス1】
扱いやすくリムが薄い「リーデル・オー ペア」
- 価格:¥3,366(2023年11月24日 15:20時点のAmazonの価格)
容量 | 重さ | 高さ |
---|---|---|
600ml | 128g | 20cm |
リーデル社は世界で最も有名なワイングラスメーカーです。
ワインに最適なワイングラスを科学的に追求し、圧倒的な試行錯誤を重ねており、ワイングラスといえばリーデル、といえるほどです。
中でもオーシリーズはステムがないので洗いやすく、倒れにくく、値段も1脚あたり2,000円前後で手頃なのに、リムがとても薄いんです。
見た目もおしゃれなので、とりあえず買っておいて損はないグラスです。
このオーシリーズはブドウの品種の名前がついており、ここではカベルネ・メルロを紹介しています。
白ワインのほうがよく飲む、という場合はオーシリーズでシャルドネなどがありますので、そちらを選ぶとよいでしょう。
リーデル社のグラスはすべて、とても薄くて軽い部類に入ります。
リーデル社の中でも大きく分けると機械生産(マシンメイド)と職人が手作りしているハンドメイドの2タイプがあります。
マシンメイドでもかなり薄いです。
また、リーデル社でステムありのヴェリタスシリーズも王道としてオススメです。
ちなみにリーデル社はワインショップでグラスセミナーを開催しています。
ワイン沼ならぬワイングラス沼にハマるかもしれませんが、興味があればチェックしてみてください。
【オススメグラス2】
薄いのに丈夫!日常使いに向く「東洋佐々木ガラス ワイングラス」
- 価格:¥2,359(2023年11月24日 15:20時点のAmazonの価格)
容量 | 重さ | 高さ |
---|---|---|
365ml | 152g | 20.9cm |
リムは薄いのにとても丈夫です。
大きさ、形状ともに万能型の典型で、日常使いに向きます。
「この薄さで食洗器OK!?」とちょっと驚くほど。
手に持つとしっかりとした重みを感じ、固い印象があります。
東洋佐々木ガラスは140年の歴史をもつ老舗のガラスメーカー。
卓越した技術で、透明度が高く、美しい見た目を保持しつつも割れにくく丈夫なグラスを造っています。
【オススメグラス3】
背が低くて扱いやすい万能型「SCHOTT ZWIESEL (ショット ツヴィーゼル) フリーグラス クリア」
SCHOTT ZWIESEL (ショット ツヴィーゼル) フリーグラス クリア
- 価格:¥3,300(2023年11月24日 15:20時点の楽天市場の価格)
容量 | 重さ | 高さ |
---|---|---|
348ml | 121g | 21cm |
ドイツのグラスメーカーで、このメーカーのグラスは世界120か国の有名レストランが扱う人気ぶり。
ステムがとても短いので安定しており、ある程度リムも薄く、ボウルの容量も十分にあります。
さらには透明度も高くて見た目に美しく、食洗器OKと丈夫です。
ワイングラスだけでなく、日本酒やビールなどほかのドリンクにも使えちゃいます。
チューリップのような形状の万能型で、日常使いで大活躍してくれるおしゃれなグラスです。
【オススメグラス4】
プロが使う「シェフ&ソムリエ オープンナップ プロティスティング ワイン ペア」
シェフ&ソムリエ オープンナップ プロティスティング ワイン ペア
- 価格:¥3,420(2023年11月24日 15:20時点のAmazonの価格)
容量 | 重さ | 高さ |
---|---|---|
320ml | 140g | 18cm |
その名のとおりソムリエなどワインのプロフェッショナルが使うメーカーで、クオリティは保証できます。
容量は320mlと小ぶりで、日常的にワインをたくさん飲む、という方には物足りなく感じると思います。
ただあえて小さいグラスでちびちび飲む、という考え方もあります(笑)
小さくて口がすぼまっているので、少し洗いにくいですが収納はしやすいです。
食洗器OKで丈夫です。
リムは薄いとはいえませんが、ころんとしたおしゃれな見た目で気分が上がります。
その名のとおりテイスティングに向く万能型で、ワインの香りと味わいをニュートラルに届けてくれます。
【オススメグラス5】
大きめのボウルで丈夫「アデリア ワイングラス クリア フラネ ボルドーM ペア」
- 価格:¥4,569(2023年11月24日 15:20時点の楽天市場の価格)
容量 | 重さ | 高さ |
---|---|---|
450ml | 197g | 19.7cm |
アデリアは創業200年のガラスメーカー。
リムは薄いとはいえませんが、大きめのボルドー型で、どちらかというと赤ワインに向きます。
ステムとボウルのバランスもよく、丈夫で、食洗器OKの扱いやすさがあります。
価格も良心的です。
ここではボルドー型を紹介していますが、それぞれのブドウ品種ごとに種類がありますので、興味があればチェックしてみてください。
2.好みのワインで選ぶ
もしあなたがボルドーのような濃いめの赤ワインが好きで、そればかり飲んでいるなら、ボルドー型を買うべきです。
そして、リッチな白ワインが好きなら、モンラッシェ型を買うべきです。
スパークリングワインばかり飲むなら、フルート型を買うのがベストです。
このように、あなたが好きなワインの種類があるなら、それ専用のグラスを買うといいでしょう。
さきほど紹介したワイングラスの種類を参考にしてみてくださいね。
ちなみに、ワイングラスにはリーデル社をはじめ、ピノ・ノワールなどブドウ品種の名前がついている場合も多いです。
好みのブドウ品種やワインのタイプがあれば、その名前のついたグラスを探しましょう。
今回は、ワインの種類に合わせて、3種類のグラスを紹介しますね。
【オススメグラス6】
イタリアの職人の技が光るおしゃれなグラス「AOOE ブルゴーニュ クリスタルワイングラス ペア」
- 価格:¥6,280(2023年11月24日 15:20時点のAmazonの価格)
容量 | 重さ | 高さ |
---|---|---|
460ml | 120g | 24cm |
リムは0.68mm以下とハンドメイドならではの薄さを実現した、高級感のあるグラス。
イタリアのAOOEというグラスメーカーです。
スタイリッシュでモダンな見た目に、しっかりと太めで持ちやすいステム、さらにはボウル・高さともに大きめと、ツウな雰囲気をこれでもかと醸しだします。
ステムがしっかりしているので、スワリングもしやすいです。
丈夫なクリスタルガラスで、透明度も高く、きらきらと輝くさまは見た目にも美しいです。
ハンドメイドのわりに良心的な値段にも心をくすぐられます。
ボウル部分が膨らんだブルゴーニュ型ですが、リッチな白ワインにも使えそうです。
箱も高級感があるのでギフトにもいいですね。
【オススメグラス7】
リッチな白ワインに「リーデル オークド・シャルドネ ペア」
- 価格:¥10,540(2023年11月24日 15:20時点のAmazonの価格)
容量 | 重さ | 高さ |
---|---|---|
600ml | 147g | 20.1cm |
ワイングラス名の「オークド」とは樽で熟成した、という意味で、「シャルドネ」は白ワイン用ブドウ品種です。
典型的なモンラッシェ型で、樽で熟成したリッチな白ワイン用でボウルも大きいです。
ワインが空気に触れる面積が広く、注いだ瞬間からワインが開きやすいといえます。
リーデルのワイングラスはこのようにブドウ品種の名前がついている場合も多く、わかりやすいです。
1脚あたりの値段は高くなりますが、驚くほどワインの香りとポテンシャルを引き出してくれます。
【オススメグラス8】
リッチなシャンパンにも向くスロバキアの「イタレッセ シャンパングラス 」
- 価格:¥ 2,780(2023年11月24日 15:20時点のAmazonの価格)
容量 | 重さ | 高さ |
---|---|---|
290ml | 116g | 23.5cm |
通常のフルートグラスよりも、ボウルの下の部分が膨らんでいるので、普通のスパークリングワインだけでなく、熟成したリッチなシャンパンでも、その香りと味わいを余すところなく届けてくれます。
スロバキアのグラスメーカーで、どちらかというと薄いですが、食洗器対応の丈夫さも合わせ持っています。
とてもスタイリッシュな見た目で、テーブルウェアとして高いデザイン性があります。
3.特別なワインのために特別なグラスを選ぶ
ワイングラスの究極は職人の手作り、ハンドメイドのグラス。
冒頭でもお伝えしたように、リムを薄くするには機械では限界があります。
1㎜以下の薄さで羽のように軽いグラスは、職人のハンドメイドでのみ造ることができます。(取り扱いには注意!)
そんなグラスはワインのポテンシャルを豊かに舌と鼻に届けてくれますが、体験してみないとそのすごさはわかっていただけないかもしれません。
特別なワインを開ける日は、ぜひ、特別なグラスで飲みたいものです。
半信半疑の方はぜひグラスセミナーをチェックしてみてください。
【オススメグラス9】
ドイツの老舗メーカーのハンドメイド「ZWIESEL 1872 ピノ・ノワール WINE CLASSICS SELECT ペア」
ZWIESEL 1872 ピノ・ノワール WINE CLASSICS SELECT ペア
- 価格:¥16,467(2023年11月24日 15:20時点のAmazonの価格)
容量 | 重さ | 高さ |
---|---|---|
819ml | 150g | 23.1cm |
ピノ・ノワールと名前がついているように、ブルゴーニュワインをはじめ、繊細な香りのワインのために造られたグラス。
ZWIESELはドイツの老舗メーカーで、スタイリッシュで先鋭的な形が印象的。
職人による高度な技が生み出す、薄くて軽いグラスは世界でも定評があります。
ちなみにさきほど上でも紹介した「SCHOTT ZWIESEL」はこのツヴィーゼルのマシンメイドのラインで、この「ZWIESEL」はハンドメイドのラインです。
編集部メンバーも実際にこのグラスを手に取ると、その羽のような軽さと薄さ、形状の美しさに見惚れてしまいました・・・。
ボウルの容量もかなり大きく、高さもあります。
【オススメグラス10】
リーデルの「軽い」ハンドメイド「RIEDEL スーパーレジェーロ ブルゴーニュ・グラン・クリュ」
RIEDEL スーパーレジェーロ ブルゴーニュ・グラン・クリュ
- 価格:¥13,800(2023年11月24日 15:20時点のAmazonの価格)
容量 | 重さ | 高さ |
---|---|---|
1050ml | 200g | 24.8cm |
リーデルのハンドメイドシリーズの中でも、「スーパーレジェーロ」は軽さと薄さを究極まで追及したグラス。
ワインボトルの高さに匹敵するくらい高く、大きなボウルで、グラスとして物理的に形を保っていられるぎりぎりの薄さ。
ステムも強く持つと折れてしまいそうなほど細いです。
ブルゴーニュワインをはじめ、バローロなど繊細な香りを持つワインのために造られています。
縁が若干反り返っているので、唇にあてたときの感触が独特です。
ここまでくると究極ではありますが、その心地よさとワインのポテンシャルを引き出す力は、なにものにも代えがたいです。
繊細なグラスを洗うときにやってはいけない洗い方
「食洗器OKの頑丈なグラスもいいけど、高級なグラスで飲んだほうがそりゃ美味しいよなぁ・・・」
なんて思ってしまったあなた。
実は薄くて繊細なグラスは、洗うときに意図せず割ってしまう、というのがあるあるなのです。
私はこれを知らずに何度も割りました・・・。
なので最後に、薄くて繊細なグラスの洗い方について触れておきますね。
まず、繊細なグラスを洗うスポンジはすごく柔らかいタイプか、むしろ指に洗剤を付けて洗うのがベターです。
硬いスポンジだと力の入れ具合が調節できず、パキっとやってしまうこともありえます。
また熱めのお湯で洗うのもNG。
ハンドメイドのグラスはとくに急激な温度変化にとても弱いので、ぬるい水を使います。
次に、洗うときのグラスの持ち方について。
ボウルとプレートを持って、ひねりながらごしごしやりがちですが、これが大きな間違いです。
グラスの端と端をもってひねると、負荷に弱いステムや接続部分に大きな力が加わり、結果的に割れてしまいます。
なので、ボウルを手のひらで包むように持って洗いましょう。
次に洗い終わったら、すぐにふきんで拭きます。
よくお風呂の鏡などに水滴のあとがつきますよね。
あのような水滴のあとは、ワイングラスでも一度ついてしまうとなかなか落ちないんです・・・。
もちろん拭くときもグラスの端と端をもってひねってはだめですよ。
グラスの中を拭く際にはふきんをボウルに詰め込んでくるくる回してください。
ちなみに、リーデル社がワイングラス専用の大きめのふきんを作っています。
水分の吸収力がとてもよく、生地の質感はすべすべとしていて、ふきんの糸くずがグラスに張り付く、なんてこともありませんのでオススメです。
リーデル グラス用 マイクロファイバー・ポリッシング・クロスを詳しく見る
美味しいワイン編集部でもこのリーデルのふきんを使っているのですが、使いすぎてちょっと汚れているので写真を載せるのは自粛しました(笑)
以下の動画ではリーデルの方が丁寧に洗い方を解説してくれています。
ちなみに、ワインを飲んだあとは手元が狂いやすいので、グラスは洗わず水をちょっと入れておくだけにしておき、翌日洗う、というのもちょっとしたポイントですよ。
めくるめくワイングラスの世界、お気に入りが1脚でもあれば、あなたのワインライフはもっと喜びに満ち満ちていくことでしょう。
以上、美味しいワイン編集部の広江でした。
See you!!!
ブルゴーニュワインのおすすめや選び方を知りたい方はこちら
ボルドーワインのおすすめや選び方を知りたい方はこちら
ところで、この美味しいワインというサイトでは、これまでに色々なワインを紹介してきた。
200以上のワインを厳選してきたね。
それらのワインがひとつの記事にまとまっているといいんだけど・・・。
そう言うかと思って、私がまとめてみたわ。
以下の記事を見れば、美味しいワイン編集部がオススメするワインが一覧でチェックできるのよ。
それが、こちら!
この記事を監修してくれたワイン博士
(一社)日本ソムリエ協会認定 ソムリエ
所属するワインショップ:「アプリクス(Aplicus)」
尼崎の園田駅近くにある、ワインショップ「アプリクス(Aplicus)」オーナーソムリエ。
2013年にワインアドバイザーを取得し、6年間大阪梅田の百貨店のワイン売り場で勤務する。
お客様の好みやシーンだけでなく、その日お客様が買ったチーズや食材に合わせてワインを紹介するなど、きめ細やかな対応が強み。
ワインショップでは、イタリアを中心に、日本でまだ知られていない国や地域のリーズナブルで美味しいワインを幅広く取り扱う。