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こんにちは!
「美味しいワイン」編集部の広江と伊藤です!
いきなりですが、叫ばせてください。
塩尻ワイン最高ーッ!!!
実は先日、サントリーさんの「塩尻ワインセミナー」に参加する機会をいただき、とっても美味しい「塩尻ワイン」を堪能してきました。
初めて飲んだ塩尻ワインですが、その繊細な味わいは今でも忘れられません・・・!
塩尻といえば、長野県。
このセミナーでは、長野県のワインの魅力や、塩尻地区のワイナリーについて学ぶことができました。
また、セミナーのあとの懇親会では、塩尻ワインと信州料理のマリアージュも楽しんできました。
本当に最高の時間でした。
さて、なぜ今回「塩尻ワインセミナー」が開催されたかというと、今年(2017年)の9月5日に、サントリーさんから国産ブドウ100%ワインの日本ワイン「塩尻ワイナリーシリーズ」が発売されるためです。
今回、私たちがワインに関するメディアを運営しているということで、お声をおかけいただきました。(なんという光栄・・・!)
というわけで、今回はその「塩尻ワインセミナー」の体験レポートをお届けします。
セミナーや懇親会では話を聞くのに夢中になりすぎて、写真をほとんど撮れていないのですが(^^;)、塩尻ワインの魅力が少しでも伝わるとうれしいです。
それではまいります!
「塩尻ワインセミナー」で知った長野県のワインの魅力
今回のセミナーは東京の銀座で開始されました。
セミナー会場は「銀座NAGANO」さんの2Fのイベントスペース。
銀座NAGANOさんは東京と信州をつなぐ新感覚アンテナショップで、1Fでは「NAGANO WINE」をはじめ、信州にまつわるさまざまな物産品を購入することができます。
また、バルカウンターも用意されているので、信州の旬の味覚をすぐに楽しむことができるんです。
そんな素敵なイベントスペースに現れた素敵な講師がこのお二人。
- 「本当に旨い長野ワイン100 (おいしいブドウからおいしいワイン) 」の著者で、松本市にある「ワヰン酒場かもしや」のオーナーソムリエの花岡純也さん
- サントリー塩尻ワイナリー所長の篠田健太郎さん
セミナーでは、このお二人から長野県、そして塩尻地区のワインに関する魅力をたくさん聞かせていただきました。
花岡さんが語る!長野県のワインの魅力
まずは花岡さんのお話からです。
花岡さんからは「なぜ長野県のワインは美味しいのか?」といったことを、統計データとともに教えていただきました。
花岡さん曰く、長野県の気候には以下のような特徴があるとのこと。
- 生育期の降水量が少ない
- 日射量が多い
- 寒暖差が大きい
以下のグラフはその傾向を証明している「年間降水量」と「平均日照時間」のグラフです。
(出典:高品質なぶどう|NAGANO WINEの魅力|NAGANO WINE オフィシャルサイト)
このような特徴の気候は、ブドウが病気になりにくく、健全で高品質なブドウを栽培するのにとても適しているとのこと。
また、長野県は標高350m~950mの山間の傾斜地が多く存在することで、土壌の"水はけ"がよいエリア。
(土地が傾斜しているので、水が流れやすい(排水しやすい)ということです)
植物の生育には水と光が重要です。
とくに水はブドウが育つ土壌に大きく影響します。
実はワイン用のブドウの場合、水があまり多すぎるとダメで、水分が少し少なめの土壌がいいんです。
水分があえて少なめの土壌のほうが、ブドウが頑張って生き延びようとして、いいブドウができるとのこと。
(降水量が少ない環境が大事という理由がここにありますね)
だから、"水はけ"のよい長野県のエリアはブドウにとってうれしい環境なんですね。
また、先ほどお伝えした標高差により、ブドウの品種を選ぶ幅も広がります。
標高差によって、ワインを栽培する環境が変わるので、それぞれの環境に合わせたブドウを栽培できるからです。
そんな背景があり、長野県のワイン用ブドウの生産量は、山梨に次いで全国第2位!
長野県では本当にたくさんのワイン用ブドウが栽培されているんですね。
そして、そんな長野県産のブドウを使ったワインは高品質になることが多く、「日本ワインコンクール」で数々の賞を受賞しているとか。
長野県産のブドウを使ったワインってすごいんですね。
篠田さんが語る!ワイナリーとしての塩尻地区の魅力
続いて、サントリー塩尻ワイナリー所長の篠田さんの解説のもと、長野県の中でも今注目のエリア「塩尻地区」の魅力について学びました。
塩尻は、長野県のちょうど真ん中、中信地方に位置している地域です。
(中信地方とは、長野県(信州)を四分割したうちの西部の地域を指します)
この塩尻地区も例に漏れず、降水量が少なく、寒暖差が大きいエリア。
だから、まさにワイン用ブドウの栽培に適しているというお話でした。
サントリーさんが塩尻にワイナリーを設けているのはそういう理由があったんですね。
ちなみに、塩尻地区には、サントリーさんのワイナリーのほかにも、多くのワイナリーが存在しています。
(中でも、「桔梗ヶ原ワインバレー」は「信州ワインバレー」のひとつとして有名だそうです))
塩尻市のサイトでも市内のワイナリーに関する情報が紹介されていますので、ワイナリー巡りに興味があるという方はチェックしてみてくださいね。
17年9月現在発売中の「ジャパンプレミアムシリーズ」の塩尻ワインを飲み比べ
さて、そんな感じで長野県とワインとの関係について勉強したあとは、17年9月現在発売中の「ジャパンプレミアムシリーズ」の塩尻ワインの試飲タイムに突入です。
冒頭でもお伝えしましたが、今回のイベントは、サントリーさんが9月5日に発売する「塩尻ワイナリーシリーズ」に先駆けて、塩尻ワインをよく知ろうというもの。
この試飲タイムでは3種類の17年9月現在発売中の塩尻ワインを試飲させていただきました!
- 塩尻マスカット・ベーリーA 2013 ミズナラ樽熟成
- 塩尻メルロ 2013
- 岩垂原メルロ 2013
1.塩尻マスカット・ベーリーA 2013 ミズナラ樽熟成
色・味のタイプ | 赤・ミディアム |
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ブドウの品種 | マスカットベーリーA 100% |
ブドウの産地 | 長野県塩尻市産 100% |
育成 | 日本産ミズナラ樽にて熟成 |
飲み頃温度 | 12~14度 |
9月後半から気温が下がり、アロマが果実に蓄積された。
マスカットベリーAは果実データ、アロマ、種の成熟度を確認して、10月9日~21日に収穫。
2012年に続くグレートヴィンテージ。
2.塩尻メルロ 2013
色・味のタイプ | 赤・フルボディ |
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ブドウの品種 | メルロ 100% |
ブドウの産地 | 長野県塩尻市産 100% |
育成 | フレンチオーク樽 熟成94%、タンク熟成 6% |
飲み頃温度 | 16~18度 |
メルロは完熟を待って、10月中旬に収穫。
2012年に続き、グレートヴィンテージ。
3.岩垂原メルロ 2013
色・味のタイプ | 赤・フルボディ |
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ブドウの品種 | メルロ 100% |
ブドウの産地 | 長野県塩尻市岩垂原地区産 100% |
育成 | フレンチオーク樽 熟成90%、タンク熟成 10% |
飲み頃温度 | 16~18度 |
メルロは完熟を待って、10月中旬に収穫。
2012年に続き、グレートヴィンテージ。
これらのワインの味については、このあとの「懇親会レポート」でお届けします!
というのも、実は今回のセミナーでは、料理を食べつつワインの試飲をするという、夢のような時間が用意されていたんです・・・!
というわけで、ここからは「懇親会レポート」。
私たちが飲んだ塩尻ワインの味の感想を、一緒に食べた料理とのマリアージュの感想とセットでお届けします!
塩尻ワインと和食のマリアージュを楽しむ、夢のような時間
セミナーのあとは、東京駅近くにあるKITTEの信州松本ヒカリヤさんに参加者全員で移動しました。
会場のヒカリヤさんは、信州から直送された地野菜や地鶏、お蕎麦などを使い、素材を活かした料理を提供されているお店です。
ここで試飲会兼ディナーという名の懇親会が始まると聞いて、ワクワク。
席に着いた私たちを待っていたのは、こんなに豪華なメニューでした!
まさかのフルコース!
お腹を空かしてきてよかった!
「信州のオーガニック生野菜」と「プレミアムモルツ」
まずはプレミアムモルツで乾杯!(サントリーさんのイベントなので、プレモルは定番!?)
くぅ~っ!身体に染み渡る~っ!
ワインもいいですが、ビールも最高ですね!
ビールを飲んで喉がスッキリしたあとは、前菜のオーガニック野菜から。
オーガニック野菜は彩り美しく、シャキシャキとした歯ごたえ。
香りが豊かで、甘みもほんのり感じました。
写真では見えませんが、器の底には信州味噌とマヨネーズベースのディップが2種類用意されていました。
野菜単体だけでなく、味噌とマヨネーズの味を楽しむことができ、この時点で満足度が加速していきます。
そして次に出てきたのは、長野の松本・塩尻の名物「山賊焼き」!
この山賊焼きは、ニンニクの効いた鶏の唐揚げで、松本・塩尻などの地域で愛されている郷土料理です。
さて、この山賊焼き、なぜ"山賊焼き"と呼ぶかご存じですか?
山賊といえば、"山を通ろうとする人々からモノを取り上げようとする人たち"ですよね。
取り上げようとする・・・とりあげ・・・鶏を揚げる・・・
つまり、一種のダジャレからついた呼び名なんですね(笑)
「信州馬刺し」と「塩尻マスカットベーリーA 2014」
お次は信州馬肉のお刺身、カルパッチョ仕立て。
臭みがまったくなく上品な濃厚さがあり、噛むほどにじんわりと肉の旨味が染み出て美味しかったです。
上に振りかけてある白い塊はチーズかと思いきや、オリーブオイルの粉末(!)とのこと。
口の中でフワッと溶けてオリーブオイルの香りがします。
これは新食感でした。
そして、ここからはいよいよワインの登場です!
(ここまで完全に料理レポみたいになってました(^^;))
馬肉に合わせたのは「塩尻マスカットベーリーA 2014」!
これが馬肉と相性バッチリだったんです!
日本ワイン サントリー ジャパンプレミアム 塩尻マスカット・ベーリーA 2014
- 価格:¥3,448(2023年12月19日 15:50時点のAmazonの価格)
このワイン、最初にキャラメルのような甘い香りがあり、そのあとイチゴのような、もう少し濃いベリー系の香りがしました。
やわらかな渋みと優しい果実感がとっても上品で美味しかったです。
そして、先ほどの山賊焼きと一緒に飲んでもこれまた美味しい!
唐揚げの油を見事に中和してくれるとともに、ワイン自体の味わいも少し濃厚に感じられます。
ちょっと濃いめの和食の煮魚などでも、合いそうだなと思いました。
「信州のホワイトアスパラ、天然ウドのスープ」と「塩尻メルロ ロゼ 2015」
お肉の次は野菜で箸休め。
見てください。
このホワイトアスパラガスの大きさ。
こんな立派なホワイトアスパラガス、なかなか食べることがないです。
すごくシャキッとしてて、なんだか高級なタケノコを食べているような感覚に陥りました。
ほんのり甘く、野菜の旨味も濃く、大地の恵みだなぁ・・・としみじみ感じました。
そして、そんなホワイトアスパラと合わせたのはロゼ!
日本ワイン サントリー ジャパンプレミアム 塩尻 メルロ ロゼ 2015
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オレンジがかった薄いピンク色が美しいロゼを口に運ぶと、ハチミツや桃のような甘い香りがしてとっても幸せな気分になりました。
味わいはさわやかで、口の中に広がる果実味がやわらかで優しい印象。
甘みはかなり控えめで飲みやすかったです。
野菜料理にとても合うと思いました。
同じタイミングで天然の「ウド」のスープもでてきました。
こちらも野菜の甘みが感じられて優しい味わいでした。
「信州サーモンと山菜」と「塩尻マスカットベーリーA ミズナラ 2013」
お野菜のあとは魚料理!
登場したのはサーモンのグリルと山菜の天ぷらです。
皮パリパリのサーモンのグリルはバルサミコ酢とお醤油で。
山菜の天ぷらはお塩だけでいただきました。
香りがすごく豊かで、まさに山に包まれる感じ。
どちらもとっても香ばしくて美味しいです。
そして、このメニューには北海道産のミズナラの樽で熟成された「塩尻マスカットベーリーA 2013」を合わせました。
サントリー ジャパンプレミアム 塩尻マスカット・ベリーA ミズナラ樽熟成
※リンク先のヴィンテージは2014です
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この「塩尻マスカットベーリーA 2013」、チェリーやベリー系に加えて、ココナッツやスモーキーな木や土のようなすごく複雑な香りを感じました。
その香りはとっても心地よくて、今も思い出せるくらいです。
今回のセミナーで説明を受けたのですが、実は、北海道産のミズナラ樽熟成はサントリーさんだけとのこと。
ミズナラ樽独特の香りが、ワインにしっかりと移っていると感じました。
このワイン、最初に飲んだ「塩尻マスカットベリーA 2014」より少しだけ軽めな感じで、とっても飲みやすかったです!
山菜の天ぷらに本当によく合うなあと思いました。
「信州牛と安曇野のお豆さん」と「塩尻メルロー 2013」「岩垂原メルロー 2013」
そして、いよいよメインです!
メインは信州牛!
一口ステーキでしたが、とっても濃厚でジューシーでした。
臭みはなく柔らか。
そばにはお味噌が少し添えられていました。
そして、このメインに合わせたのは「岩垂原メルロー 2013」と「塩尻メルロー 2013」!
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まず、「岩垂原メルロー」の感想からです。
このワイン、ドッシリとしたフルボディにもかかわらず、すごく飲みやすかったです。
香りはカシスやコーヒー、ハーブのような香ばしい香り。
そして、味わいは、力強い酸味と深い渋みをもちつつ、凝縮したブドウの果実味が感じられました。
とくに、今回のような脂身の少ないお肉と合わせると、ワインの芳香さが際立ちました。
個人的には、脂っけのある焼き肉やステーキとのマリアージュもバッチリだと思います。
そしてお次は「塩尻メルロー 2017」。
日本ワイン サントリー ジャパンプレミアム 塩尻 メルロ
※エチケットのデザインが変わっています
- 価格:¥4,137(2023年12月19日 15:50時点のAmazonの価格)
こちらもフルボディですが、先ほどの「岩垂原メルロー 2013」よりさらに飲みやすかったです。
キャラメル、ハーブ、土を思わせるスパイシーな香りがあり、やわらかな酸味と穏やかに広がる渋みとまろやかな果実味を感じます。
口当たりは柔らかですが余韻の長いワインだなあと思いました。
和食の肉料理には何でも合いそうです。
今回試飲したワインの中では、私はこれが一番お気に入りでした。
〆の信州二八そばとデザート
〆は信州粉を全量使用した二八そばをいただきました(夢中でおそばをすすっていたら、写真を撮るのを忘れてしまいました・・・)。
コシがあり、のどごしがよく、美味しかったです。
そして、デザートはヨモギのパンナコッタのようなものに黒蜜とフルーツを添えて。
美味しい食事に美味しいワイン、本当に至福の時間でした・・・!
まとめ。塩尻ワインは最高。
というわけで、これにてサントリーさんの「塩尻ワインセミナー」の体験レポートは終了です。
最後のほう、料理の感想が多くなってしまいましたが(笑)、塩尻ワインは だと思いました。
イベント終了後、帰宅してから、すぐにAmazonで塩尻ワインを2本注文したことは内緒です(笑)
今販売されている塩尻ワインでも、個性の光るワインがそろっているのに、今年の9月に新発売される塩尻ワイナリーシリーズ、どんなワインなのか今から本当に楽しみです・・・!
あと、素敵なブロガーのみなさんともお知り合いになれたのがすごくうれしかったです。
まだ10記事に満たない若輩メディアを運営する私たちですが、すごく受け入れてくださって、ワインが好きな方々には穏やかで素敵な方が多いとあらためて実感しました。
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